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2020/07/13

◆算数の平面図形を苦手にさせない!
小学生のうちに身につけたい習慣とは?「平面図形が苦手」という小学生は多いです。しかし、苦手意識を持っているのは子供だけではありません。平面図形の問題は大学の一般入試問題にも出題されます。小学生の子供だけでなく、大学受験の高校生でも苦手意識を持つ子が多いのが平面図形の問題なのです。
図形を描くことで育つ<2つの力
平面図形の問題を解くとき、先生に「ノートに図を描くようにしなさい」といわれた経験がある人は多いでしょう。しかし、問題に図形が載っていると、「わざわざノートに写す意味がない」と思う子は少なくありません。「問題に載っている図に、直接書き込んで解けばいい」と思う子もいます。ですが、ノートに図形を描くことは重要です。なぜなら、問題を解くうえで必要な次の2つの力が身につくからです。
■図形を描くことで育つ力
[1]情報を整理する力
[2]図形の成り立ちを理解する力
情報を整理する力について、文章題では情報が文字で記述してあります。文字は字面通りに読めば、ある程度見落とさず整理することができます。一方で平面図形の問題は、図形から情報を読み取らなくてはいけません。漫然と図形を眺めているだけでは、情報を見落としてしまいがちです。図の情報を整理するために、自分で図を描く作業は欠かせないのです。
図形の成り立ちを理解する力
情報の整理ができたら、その情報が「どのように関連しあっているか」を理解する必要があります。たとえば、角度を求める問題の場合、答えがひとつに定まる必然性があるはずです。正しい順番で図形を描けるようになると、答えに辿り着くためのポイントや順番も自然と見えてきます。
■図形を描くときに意識したいこと
[1]フリーハンドで描く
[2]線をなぞらずに描く
小学生の場合、最初は定規を使ってもよいです。ただし、定規を使って図形を描くのは、あくまでフリーハンドで描くための前段階です。運筆力を鍛えて、いずれはフリーハンドで描けるようにしたいものです。小学校では「定規を使ってきれいに描きましょう」という指導があります。ですが、「定規できれいな図形を描くこと」が目的となって、フリーハンドで描く子に対し先生が「定規を使いなさい」と指導することがあるようです。
平面図形の問題で「定規できれいな図形を描くこと」は目的ではありませんよね。コピー機のように丁寧にノートに写す必要はないのです。情報を整理し、図形の成り立ちを理解し、問題の答えにすばやく辿り着くために図形を描きます。そのためには、「フリーハンドで描く」「線をなぞらずに描く」この2点を意識して図形を描くことが大切なのです。
この習慣は、中学生はもちろん、その後の学習にも大きく影響します。目先の問題を早く解くばかりではなく、ときには腰を据えてじっくりと、図形を描く習慣を身につけていきたいものです。個別指導塾サクシードで鍛えます。

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