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2022/5/25

「理系」・「文系」の偏差値を評価してみた
一時、「ビリギャル」が話題になりました。クラスのビリだったのに努力の結果、慶応大学に合格した。あの話題については心の中で、「まぁね。私立文系ならやろうと思えばやれるでしょ」っていう程度。
だって、私立じゃないの。
入試はたった英語1科目、または国語・英語の2科目。それに全力を傾注したら受かることもあるよね。
短期間の学びで、ビリから、国立大学へ合格できたってことは無いですよ。科目数が多いから。オールマイティとはいわずとも、各科目でそこそこの点数をとらないと受かるはずも無し。
有名な私立であっても単純に喜ぶことはできないかも。入学以降、大変な苦労もするでしょ。きっとね。
各分野の基礎学力さえついてないですから。日頃から地道に「ほんまもんのやる気を出す」ことでしょうね。
短期間の付け焼き刃が通用するのは、「私立」だけです。 ところで、偏差値が示すのは「平均からどれだけ離れているか」文系集団に比べると理系集団の方が基礎学力が高めなので良い点を取っても高い偏差値が出にくいからです。
仮に数学のテストで文系集団の平均点が60点、理系集団の平均点が70点だとします。70点を取った場合、文系なら偏差値が57とか58くらいになりますが、理系で評価すると偏差値は50や51くらいです。理系の方が文系より偏差値が低い。偏差値が示すのは「平均からどれだけ離れているか」です。
「偏差値」とは、ある集団の中における自分の位置が統計的にどのくらいにあるかを表しています。母集団の数によって、相対的な評価が変わります。偏差値が示すのは、自分が母集団の中で平均からどのくらい離れているかなので、母集団の数が異なる理系と文系を単純比較することができないのです。
理系の方が文系より偏差値が低いのは「平均点が高いから」。医学部や薬学部、獣医学部といったハイレベルの医療系学部が理系に分類されています。なので、文系と理系の人の試験結果を比べた場合、平均点は理系の方が高くなります。偏差値はあくまでも、平均との差が重要です。同じく100点をとっても、平均点が50点の文系と平均点が80点の理系では、偏差値が異なります。
高校時代の苦手科目として、数学と英語をあげる人が多いことでしょう。英語は理系・文系共に受験に必要な科目ですが、数学はそうではありません。理数系科目が苦手、あるいは勉強が得意ではない高校生が文系を選択する傾向が強いのです。普通高校の多くは理系より文系のクラスが多くなっています。
★南高校の管理職と話したとき、聞いてもないのに、たいへんなんですよ。高校2年から3年に上がるとき、理系の生徒がどっと文系に転向するんです。教員配置も決まっていますし、クラス編成ができないんです」と。そうですよね。生徒の希望を聞いてから、教育委員会へ教員配置の要望をするわけではありませんから。高3になって、文系教員不足が起きるみたいです。確かに、数Ⅲは手間がかかりますから。
数Ⅲどころか…高専生を指導したとき、arcsinθ(アークサイン・シータ)、arccosθ、arctanθの微分積分。2回微分、3回微分は当たり前。偏微分。
高校数Ⅱ・数Ⅲで習う sinθ、cosθ、tanθの微積は普通です。しかし、「逆三角関数の微積」には苦労しました。前日夜中に予習しておかないと、「指導した」なんて言えませんから。大学一年の数学レベルです。
安易に高専を希望しないほうがいいかも。途中で退学したら、中卒になってしまいます。サクシードも高専生は受け入れ致しません。疲れます。"(>0<)"
阿南高専がレベル低過ぎ。400点で入ってからついていけるかなぁ。将来苦労しないよう430点以上必要かと思います。高松高専はエリートかも。レベル高いです。神戸高専は超一流。◆「国立大学・理系を目指している生徒の皆さん、くれぐれも学習の手抜きをしないように」
徳島市・個別指導塾サクシード(小学生・中学生・高校生の個人塾・理数塾 塾長)

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