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2022/9/2

「塾と教育」「定期テスト対策の功罪」
▼当たり前のように、定期テスト前になると「対策授業」「対策講座」を行ったり、「予想問題テスト会」「当日早朝勉強会」まで行ったりする塾が少なくありません。それを「売り」にさえしている塾も。

そうした取り組みに否定的です。「定期テスト対策がないと勉強できない」「先生の出題予想やプレテストがないと点数が取れない」という生徒を大量生産している。「成績」はテストの点数(知識・技能評価)だけで決まるものではなく「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間性」評価とのトータルで決まります。
▼定期テストの点数アップが「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間性」の向上によってもたらされたものなのか、塾の先生の尽力によるものなのかをお見通しです。
つまり「取らせた点数」は「成績アップ」に結びつかないということです。

「しかしなあ」と思います。本来塾用に、開発された良い教材もありますが、冊子の問題集では不都合なことはいくつもあるのです。
①一枚に問題を詰めこみすぎ(圧迫感がありイヤになる)。
②関数の図が小さすぎて、必要な情報を書き込めない。
③図形の作図はコンパスが回らない。
④折り目では、直線さえ引けない。

▼サクシードでは、中学生には一切問題集は買わせません。その生徒さんに合った内容を吟味しながら、すべてプリント印刷しています。附属中から城東高校、岡山大学:経済学部へ進学した女子が言いました。次々とプリントを仕上げていくのは、『やった感!♪』があると。現在在籍中の中学生は、2時間のうちに「計算」「応用文章題」合わせて60枚解いて帰りました(国立大学・医学部志望)世の中は求められている人材のレベルも非常に高くなっています。

▼塾をやってよかったと思います。お金儲けを主眼にしていませんが、経営状況は普通です。中学受験塾では、入塾してからわかる経費がありますのでしっかりと調べてください。教材費、施設維持費、模試代等々、様々な経費を徴収する塾もあります。特に『生徒管理費』は理解できません。御社の社員とアルバイトを管理するならわかりますが。
模試と称して、塾生全員に参加させるのも異論ありです。80~90%の実力がついている生徒さんなら、自分自身の能力を測る手立てとして価値があります。そのレベルに達していなければ、時間を実力養成に使えば如何でしょうか。自信喪失の元になるかも。(お金の無駄)
「全国で何番」~と言っても同一の模試を受けている子が何%いるのか。受けてない子どもが大半です。統計上、その偏差値は無意味です。
児童生徒各自の個性もありますが、費用対効果を考えることが大切かもしれません。徳島県基礎学力テストだけで十分です。

◆うちでは、小学生と高校生には問題集を買わせています。ネットで無料で取れる問題、塾長が購入したデータ問題(プリントアウト用)には、小学生、高校生には適切なものが少ないのです。
ですから小学生には『上級算数習熟プリント・大型本』(アマゾンで\1980円~親にネットで買って貰います)。高校生には『塾専用 高校ゼミ・スタンダード(エセンス)』を使わせています。どの出版社の塾専用テキストでも、常識外れの値付けはしていません。学校で購入するテキストと同様です。『塾専用』と呼び、定価表示と出版社名が書いてないだけ。「学書」「日本教材」「受験研究社」「教育開発出版」など出版元は同じです。

▼高校ゼミ(CKT販売)の場合、契約書店が各県1店舗です。個別指導ですので、一人の生徒さんのために、小松島の南・坂野の書店まで、何度も車を走らせました。当時ガソリン代として、テキスト代に300円上乗せしましたが、それではガス欠で戻れませんよね。今は、岡山の取次店と契約しています。送料は実費です。光熱印刷費(月額\2500円)…生徒全員の分を合計してトントンになればいいと思っています。大切な児童生徒さんを指導する専門職です。また、結果的に『塾』の選別は保護者様の責務です。
▼『塾産業』はブラックだと言われないようにしたいものです。
コロナで社会の感覚は一変したと思います。塾は無料が当たり前、映像授業がいくらでも流れてきますし。参考資料:一般社団法人日本教育メソッド研究機構

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