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2022/9/8

具体的に考える『具体と抽象の行き来』
算数は抽象的思考が必要なこともありますが、それは具体があってこその抽象です。苦手な子は、具体的な経験・思考が少ないにも関わらず、頭の中で一生懸命考えます。もっと具体的に考える場を多くした方が良いと思います。

例えば、「1~10までの数字は何個ですか?」と聞くと全員が「10個」と答えられます。今まで何度も数えたことがあるものなので、即答です。しかし、「10~20までの数字は何個?」と聞くと、「10個」と答える子も多いです。理由を聞くと、「20-10=10だから」と答えます。なぜ11個になるのか。子どもに聞かれて、その説明ができますか?とても大切なことです。

数学的思考力を身につけるには、どのようにすれば良いのでしょうか。答えはもちろん「たくさん考える」です。勉強もスポーツと同じで、急にできるようになるということはありません。問題が分からなくてもすぐに答えを見ずに、たくさん考える癖をつけましょう。ただ、知識が必要な問題では、いくら考えても答えに辿り着けないこともあります。たくさん考えた時間は決して無駄にはなりません。時間をかけずに解説を見た場合の記憶の定着率より、たくさん時間をかけて考えた上で解説を見た場合の記憶の定着率の方が遥かに良いはずです。

1問あたり、少なくとも3分から5分程度は考えた方が良いでしょう。自分が満足できるまで考えてみても良いと思います。私は、負けず嫌いな性格で、答えを見るのが負けた気になって悔しいので、数時間~丸一日考えることもありました。数時間も考えて考えて、それでも分からなかった問題の答えを聞いた時、一生忘れないほど強く記憶に残ります。

ただし、受験生は時間に限りがあるため、5分考えても分からなければ解説を読むなどルールを決めておいた方が良いかもしれません。
余力(余裕)で受験を乗りきる!受験勉強を苦しみながらようやく合格を掴んでも、その先の高校数Ⅰ・Aの勉強量は、中3の時の3倍以上。
余力なしでやってきた人にとっては、その大変さにプツンと糸が切れてしまうこともあります。何のために頑張ってきたのか。ピークは中3だった、なんてことのないように、余力を持って勉強する。例えば、中3内容は既に学習済みで、英数国などは高校内容に入っているとか。繰り返し復習するにも時間が足りない高校生にとっては、中学生の間にいくらか勉強済であれば、随分楽なのだけれど~さて、そのゆとりができるかどうか。

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