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2022/9/19

人間は他人に何事も教えることはできない
①教育の本質は、教えることではなく、主体性を育むこと
指導者としては、子ども達にしっかり教えなければいけないというように考えるのは自然なことだと思います。「何度も同じこと言わせるな。しっかりやりなさい。」と。そんなことを繰り返していくうちに、子ども達は主体性を失います。自分の頭で考えることができなくなってしまいます。

②サッカーが強い国と日本のサッカーの教え方の違い

日本ではまず相手がいないところでの練習を始めます。ボールの蹴り方、止め方から指導してしまいます。作法から入ってしまうのです。一方でブラジルやアルゼンチンなどのサッカー大国は、まず試合をやらせます。サッカーを「体感」させるのです。相手が邪魔をする中で、上手くボールをゴールまで運べないことを最初に体感させるのです。そして子ども達に考えさせるのです。「どうやったら相手を避けられるかな?」「どうやったらゴールまでいけるかな?」と。

③日本人は練習ではものすごく上手いけど、試合では下手くそ
逆に海外の強い国の選手は、「練習は下手くそだけど、試合だと上手い」相手がいない場所では上手くボールが蹴れても、試合で相手がいる中では上手くボールが蹴れない。こういうことが起こってしまうのです。サッカーの基本はインサイドキックなどではなく、”駆け引き”なのです。日本サッカーは本質がスッポリ抜けてしまっているのです。

④教育という大きな括りの中でも同じような問題があるのではないか
教育の基本は教科書を暗記させることなどではなく、”主体性を育むこと”なのです。教えれば教えるほど下手になる現象はきっとこの主体性を育むということをないがしろにした結果なのだと思います。

④人間は他人に何事も教えることはできない
ガリレオ・ガリレイはこう言いました。「人間は他人に何事も教えることはできない。ただ、自分の努力でそれを発見するのを、手助けするだけだ」きっとこの言葉は真実で、教育の本質とはこういうことなのだと思います。子どもの可能性を伸ばすということは、主体性を育むことであり、それは好奇心を刺激してあげることなのだと思うのです。

◆大人(指導者)がやるべきことは、好奇心をくすぐる仕掛けと、自分で考えること、判断することを習慣付けてやることなのだと思います。

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