Menu

サクシードブログ

Home

2022/10/6

基礎学力テスト作成委員の感想(元作成委員・塾長より)
高校数学の内容は、中学数学の4倍。自宅学習時間は、中学の3倍やらないとついていけません。(特に、進学校では)国立大学・文系は、数学が必要ですが、「数Ⅰ・A」だけ。国立大学・理系は数Ⅰ・A~数Ⅲまで必要。私立大・文系は、数学は無し(選択しても可)。私立大・理系は、数Ⅰ・A、数Ⅱ・Bまで。[数Ⅲは大学と学部によりけり(私立・医大は必要な大学も)]
今日[昨日]は、中学3年生の「第一回基礎学力テスト」。重大なイベントみたいに大げさに触れ回り、プレッシャーをかける塾もあり。ただの実力テストです。県下共通の内容で実施するというだけのこと。今の時代、県下全域で集計して、統計を取ることはできません。「個人情報(学校・地域格差)」を問われます。ですから、内容は同じでも、各学区ごとに出来具合を擦り合わすことさえしない、できないのです。

大手進学塾は、基礎学力テストが近づいているから、「受講科目を増やしなさい」…とかお勧めしてくれます。生徒さんはただでさえプレッシャーを感じています。その心にさらに「漬け物石」を乗せてどーするんや?!良い結果が出ますか?ママさんはハラハラしたり、動揺したりせず、軽く激励する程度で良いと思います。押しつぶされてしまうじゃないですか。昔は、各中学校ごとに、平均点・散らばりを集計・検討。進学主任会へ持ち寄って、学校ごとのレベルを比べたり、進学の基準を作るため、徳島市内の全生徒のデータ一覧表を作成していました。今は「個人情報(学校・地域格差)」をタテにして無理なのです。

受験が近づいたら、徳島市進学主任会で、各校進学主任が手の内を開いて協議します。(例:城東高校・希望者380-400点の間に▼▼人…)その各校報告を信じるしかない。足し算して市内全域集計(それぞれの点数区間ごとに)。恒例の実力テストです。「第1回、第2回」の平均点を主任会へ持ち寄って、アバウトなアンダーラインを想定し、380点で勝負しようか。それ以下はアカンって止めようか~進学主任会会長が議長となり会を進行していきます。(サクシード塾長も会長をさせていただきました)各中学校へ帰校して(夕方~夜8時でも)学年主任・担任を集めて伝達します。

そこで地域の違い(特色)が出ます。大規模中学校(中心校)は、380と共通理解したものを370でいけるわって、線引きの引き直し。(定員が、マイナス喰いそうやな。360を一人噛ませてみようか…と企んで…うまく合格しても、座っているだけの『映画館のお客様』だけれど)小規模校(周辺校)は、400点以上でないと危ない…と伝えたり~。市中心から離れるほど、万一不合格者が出たら地域の噂になります。主任、担任は安全策を執ります。《続く》

教室案内/アクセス

アクセス