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2022/10/19

塾情報・過熱交換会

真実は世代と共に変化していく
小中では単位がないと減点だったものが
高校では単位があると減点になっていくのかもしれない

具体が抽象に変わる

いまの親はとにかく「不安」でいっぱい
先取り学習に注目が集まるのも、いまの親の多くが「不安」だからなのでしょう。核家族化が進んだうえ、隣近所との関係性もかつてより薄まっているので、親は自分たちだけで家庭教育をしなければなりません。しかも、教育に関するたくさんの情報が入ってくるにもかかわらず、その多くは「こうしちゃいけない」「こうしなければならない」という内容のものがほとんど……。そんな時代ですから、親が不安になるのも仕方ありません。

先取り学習をした子どもは、「これは勉強したことがある」なんて思って、先生の話をまともに聞いていないことがあるのに対し、先取り学習をしていない子どもは一生懸命に先生の話を聞くからです。そうして、先取り学習をしなかった子どもが先取り学習をした子どもにただ追いつくだけではなく、加速度がついて追い抜いてしまうのです。
下手に先取り学習をさせることは危険だと見ることもできる。先生の話を上の空で聞くことが学習態度として定着することも考えられますし、最初に成績が良かった子どもが後からどんどん抜かれてしまうと、劣等感を持ってしまうかもしれないからです。

中学校・高校ならなおさら、先取りは要注意です。進級するに従って、ますます内容は広くなり、深くなっていきます。「四角形ってなに?」という基本定義すら言えない生徒が多いのです。『4本の直線で囲まれた図形を四角形という』。小学生の頃から「三角形の内角の和は180°」と教え込まれています。ある点の回りの角度は360°であることを元にして『どうして三角形の内角の和は180°なの?』に答えられなければいけないのです。算数・数学では、暗記する事項は最も少ないのです。それらを組み合わせ、積み上げながら進んでいくものです。安易な先取りは、高層ビルの基礎が脆いのと同じです。
進学高校では、どこも数Ⅰ・A、数Ⅱ・B、数Ⅲまでを二年間で終えてしまう。これも課題有りだと思います。数学が難しくてついていけなくなり、文系に転向する生徒が後を絶ちません。数Ⅰ・Aは1年で、数Ⅱ・Bは2年で、数Ⅲは駆け足で…程度で良いと思っています。東大・京大・東工大志望でなければ、高3の夏休み前に終わってれば十分に間に合います。

幾何(図形)・関数の問題では、条件や得られた情報に応じて、図をヴァ-ジョンアップさせ描き改めていくのが大切です。最初に描いたちっちゃな図に、新たな情報を付け足していって、図がパンクして自滅するのはもう終わりにしよう。図は大きく!そのために余白は大きく確保。

ノートに描く図の大きさと数学の成績には正の相関がある気がする。
  数学が得意な人は、シングルCDサイズの円を描く。
  数学が苦手な人は、500円玉サイズの円を描く。

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