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2022/11/19

    図を描くことは特殊化や簡易化に繋がる
数学は美しい数学が好きだ。
①この一言を言うだけで、「こいつ、やばい奴だ。」と思われるかもしれない。そう、たぶんやばい奴なのだ。数学は苦手な教科の代名詞だったりする。何で数学好きなの?数学の何がいいの?と聞かれれば、その厳密性、不変性だと答えるだろう。矛盾なく誰でも納得できるし、いつまでも変わらないから、ということだ。人によってばらばらだったり、学んだのにすぐに変わってしまうものであれば、学ぶ意味あるの?と思ってしまう。こう言うと、更にやばい奴、変な奴だと思われるかもしれないが、数学は美しい。
②美しいと思う。数学において、幅や含みを持たせることは良しとされない。明確な理由をもって、無駄なことは書かず、けれど必要なことは一つも漏らさず目的に向かって進んでいく。そこに、入り込む余地はない。誰がどう見ても正しい。この揺るぎない正しさ、厳密性こそが数学の美しさに繋がっていると思う。
③世の中のほとんどのことには正解はなく、不安定な世界で我々は生きている。だからいつも私たちは不安になるし、なかなか一歩が踏み出せない。そんな世の中で数学ほど、安定性・不変性のあるものは他にあるだろうか。精神安定剤としての数学。悪くないんじゃない?
④美しいといえば、アートと言われる絵や音楽、映画などが挙げられる。数学とアートは正反対に位置しているというイメージが強いのだろう。数学の魅力とアートの魅力は違う。数学は、その厳密性、正しさに魅力がある。一方、絵であれ音楽であれ、アートは解釈に幅があることこそが魅力だ。一枚の絵を見て、全員が同じ感想を持つことはない。それぞれの解釈があって、それぞれの物語がある。かっこいいと思う人もいるし、かわいいと思う人もいる。悲しみを感じる人もいれば、希望を感じる人もいる。アーティストは自分の表現したいことを作品に込め、それを見る人、聞く人に委ねる。触れる人によって意味が変わり、価値も変わる。
⑤美しさ、という面ではどうだろう。人が何かを美しい、と感じるとき、そこに理由はあるのだろうか。法則はあるのだろうか。理由や法則があるとしたら、もしかしたらそれは数学的なことかもしれない。黄金比が用いられているとか、三平方の定理が用いられているとか。実際、黄金比(1:1.618)は視覚的に美しい比で、多くの名画に使われているといわれる。『モナリザ』や『ミロのビーナス』にも黄金比が使われているのだから。
            このように、数学とアートは全く正反対のものではないと思う。

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