Menu

サクシードブログ

Home

2022/12/12

算数・数学の「思考力問題対策」
①近年ますます出題が増えていると言われる思考力問題、これを解く力を身につけておかなければと思うけれど、「思考力」ってどんな力なんだろう、うちの子にはどう対策させればいいんだろう、と悩まれてはいませんか?「算数・数学」の「思考力」は読んで字のごとく「思考する力」ですが、問われているのは「論理的に考える力」です。「根拠」を筋道立てて「結論」を導き出す力です。入試での「根拠」は問題に示されている情報とそれに関係する知識で、「結論」は、解答すべきことになります。

②思考力問題を解くポイントは、問題の中から必要な情報を見つけ出し、知識と組み合わせること。今までの問題と変わらないのではと思われるかもしれません。これまでと違うのは、「問題に示されている情報を見つけるところに一手間かかる」。解答に必要な情報を見つけるには、「問題を読み解く力=読解力」が必要になります。算数や数学では、国語のように、「作者の心情を読み解く」や「作者の言いたいことを見つける」とは、違います。見つけるべき情報は、「必ず知識とつながる」ことがポイントです。

③基礎・基本をしっかり身に付けることが大前提です。算数・数学の「知識」とは、計算のきまりや法則、定義・定理といった、基礎・基本の事項になります。具体的な例を挙げてみます。「2つの直線が平行」→「同位角、錯角が等しい」高校入試ではよく出てくる内容で、問題文には「2つの直線が平行」としか書かれていなかったりします。しかし、この1文には、平行線と交わる直線でできる角、同位角や錯角が等しいことも、示されているわけです。このことに気付くには、「2つの直線が平行」とくれば「同位角」や「錯角」が関係すると見抜ける力が必要です。

④計算の文章題では「読み替え」算数の問題で説明してみます。「Aさんは5枚のカードを持っています。Bさんから4枚のカードをもらいました。Aさんのカードは合わせて何枚になりましたか。」この問題の場合、「合わせて」を「たして」に読み替えて、たし算にして計算します。このように、算数・数学で使う言葉や式への読み替えは、必ず出てきます。いろいろな情報が隠されていたり、つけ加えられたり、表現が変わったりしています。
それを見つけられるようにするためにも、基礎・基本をしっかり身に付けることが大前提です。
基本は簡単に感じても、基礎は難しいと感じることがある。基礎は大事な土台となるだけに、深く追究していきたい。

教室案内/アクセス

アクセス