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2024/3/12

『知識』と『知恵』

学びは、決して知識や情報を頭で理解した記憶するだけではありません。何かの知識を持ってそれを身体を通して感じてみる、つまり身体感覚を伴う体験で「気づき」「腑に落ちる」ということが起きます。

体験を通して初めて学びは知恵に転化するのです。この自分の身体の体験から起きる学びこそが私たちの意識を変化させ、人間としての成長と進化をもたらしている源なのです。

数学の得意な人と苦手な人、好きな人と嫌いな人の違いの特徴の一つに、考えることができるかできないか、考えようとするかしないか、問題を見て、すぐに分からないと諦めてしまうか、何とか解こうと試行錯誤考えてみるか。試行錯誤考え、「考える力」を伸ばし続けたお子様とそうでないお子様では、年齢が上がるにつれ、数学力の差は目に見えて大きくなってきます。

「わかる」と「ひらめく」数学は勉強をすれば、「解法がわかる」ようになってきます。学校のテストなどでは、頑張って勉強し、解法がわかれば十分に高得点が取れるようになります。数学の入試問題などの応用問題では、平均点は取れても、「わかる」だけでは高得点はなかなか取れません。その壁を突破するためには、「ひらめく」ことが重要になってきます。「ひらめく力」は「考える力」であり、「考える力」を伸ばすためには、「考える習慣」が大切です。「考える習慣」を身に付け、「考える力」を伸ばしていきましょう。解説があれば、効率良く「解法がわかる」ようになり、成績も効率良く上げることができます。

「従来の暗記重視の教育は良くない、もっと子供たちに考えさせるような授業をするべきだ」という言葉をよく耳にします。なんとなく良い言葉のように聞こえてしまうのですが、私はあまり好きではありません。まず知識を持たなければ、何を思考すれば良いかもわからないし、物事が正しいのか間違っているのかを判断することもできません。社会人になって、「結局信用できるのは知識のある人だ」ということを実感する機会も多いです。

「暗記なんてしょうもない」という言葉に逃げずに、まずは暗記から勉強を始めましょう。

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