★【DIGEST】先取り学習はほぼ無意味 / 小4で効力切れ / 本当に必要な教育とは
「先取り学習」は、適切な方法で行わないと、小学生高学年で学力停滞を招くという研究結果が出ています。教育現場の視点からも、幼児期からの過度な座学や受験演習的な先取りは、小4前後で効果が切れ、小5中盤にはほぼ無意味になる傾向があります。この無駄はかなりのものです。
これは、従来の先取りが「解法暗記」に偏り、中学受験以降やAI時代に求められる思考力・表現力とズレているためです。現代では、初見問題に対応する思考力、相手を理解し感動させる表現力が重視され始めています。
本当に重要なのは、**「非認知能力」と「自己肯定感の維持」**です。
非認知能力: 困難から回復するレジリエンスや、努力を継続できる力など、年を取るほど効いてくる土台を育む。
自己肯定感: 遺伝的に不向きなことを無理強いせず、子どもの特性を見極め、自信を失わせない。これが中学生以降の不登校などを防ぐ鍵となります。
先取りをするなら、小3からごく簡単なものを**「85%の法則」で進めるべきです。
しかし、それ以上に、親子だけの時間と経験を大切にし、子どもの「身体の強さ」を育み、中学生以降の社会で病まずに生き抜くための「素直さ」「思考力」「思いやり」**を養うことが、最重要であると言えます。
★結論、現在やるべき土台となる学びをしっかりと深化すべきであると考えます。