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2025/12/23

その「個別指導」は本物ですか?
塾の使命と、一人ひとりに向き合うということ
最近、多くの学習塾で「個別指導」という看板を目にします。しかし、その実態はどうでしょうか。**「小学生」や「中学生」**のお子様を持つ保護者の皆様にとって、塾選びは将来を左右する大きな決断です。だからこそ、今一度「個別」という言葉の裏側にある現実を考えてみたいと思います。

「複数人指導」は、本当に個別なのか
個別指導と名乗りながら、実際には2人、あるいは3〜4人を同時に指導しているケースが少なくありません。
冷静に考えてみてください。もし2人の生徒を同時に見ているとしたら、講師が一人の質問に答え、理解させるために全力を注いでいる間、もう一人の生徒はどうしているでしょうか。
答えは明白です。**「ほったらかしの自習」**です。
これが3人、4人となれば、一人ひとりに割ける時間はさらに削られます。それを「個別指導」と呼ぶことには、強い違和感を覚えざるを得ません。

個性が違えば、弱点も違う
**「塾」**の本来の使命は、今現在の学力を少しでも高め、生徒の可能性を広げることにあります。
しかし、子供たちは一人ひとり個性が異なります。
・計算は速いが文章題でつまずく子
・暗記は得意だが応用問題になると手が止まる子
・どこが分からないのか、言葉にすること自体が苦手な子

学びの弱点は千差万別です。全員が同じ場所で立ち止まるわけではありません。一人の理解できない分野が、他の生徒と同じであるはずがないのです。
本物の指導に求められるもの
一人の生徒が抱える「わからない」という霧を晴らすためには、講師はその瞬間の表情の変化を見逃さず、対話を通じて思考のクセを読み取らなければなりません。
その間、他の生徒を放置しているようでは、プロとしての指導、あるいは成績を伸ばす自信があるとは到底言えないのではないでしょうか。
「とりあえず座らせて自習させておく」のは、託児所であっても塾ではありません。**「小学生」「中学生」**の大切な時期、限られた時間の中で着実に学力を伸ばすためには、その子だけの課題に100%向き合う密度が不可欠です。

塾が果たすべき「使命」
今の偏差値がどうあれ、昨日の自分より一歩前へ進む。その手助けをすることこそが、私たちが背負うべき責任です。
耳当たりの良い言葉に惑わされず、その場所がお子様の「弱点」を的確に見抜き、学力を高めるための「本当の指導」を行っているかどうか。それを問い続けることが、教育に携わる者の、そして我が子を想う保護者の大切な視点であると信じています。

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