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2026/9/18

徳島の中学受験を考える|城之内中高一貫校と県内進学事情のリアル
徳島県内で進学先を考える際、切っても切れないのが「城東高校」「市立高校理数科」、そして中高一貫校である「城之内高校(城之内中等教育学校)」の比較です。

高校レベルの一つの指標として「国公立大学医学部」の合格実績を見ると、城東高校や市立高校理数科が例年10名超の合格者を出すのに対し、城之内は4〜5名程度にとどまる傾向があります。
ここで疑問が浮かびます。難関の「お受験」を突破して中学に入学した時点での生徒の質やポテンシャルは、本来城之内が最も高いはずです。
それにもかかわらず、大学受験を迎える頃には城東高校などに差をつけられてしまうのはなぜでしょうか。

一つの大きな要因として、中高一貫校ならではの「数学のカリキュラム」が挙げられます。高校で習う内容を中学課程へ前倒しする「先取り学習」ですが、これがかえって理解不足を生み、基礎力を曖昧にしてしまうケースが散見されます。
また、県教委による優秀な教員の配置も、伝統的にトップ校である城東高校や市立理数科に手厚く重点が置かれているという現実もあります。
現状の進学実績や指導環境を踏まえると、徳島において城之内への進学を手放しでおすすめすることは難しく、決して「無理して目指すべき万能の選択肢」とは言えません。

小学校の担任の先生方におかれましても、「中高一貫だから」と安易にお受験を勧めるのは避けていただきたいと感じます。せっかく優れた資質を持った子どもたちの可能性を、不適合な環境で損なってしまう恐れがあるからです。
外側から観察してきた限り、中学受験は「マスト(必須)」でも「タブー(禁忌)」でもありません。完全に「その子による」のです。

「行きたい学校がある」「得意な勉強で力を試したい」という主体的な意欲がある子にとって、鳴門教育大学附属中学校や城之内などの受検は成長の大きな糧となります。
一方で、小学生らしい伸び伸びとした感性が持ち味の子なら、助任小・城東小・沖洲小などの公立校から徳島中学校などの地元中学へ進み、じっくり力を蓄えて城東高校や市立高校理数科を目指す方が、大きな花を咲かせることもよくあります。

大切なのは、進学の形そのものではなく、わが子の性格や適性を見極めた「環境選び」と「確かな基礎力」です。
「行きたい学校がある」「自分の得意な勉強で力を試したい」という主体的な意欲がある子にとって、受験は成長の糧となります。一方で、小学生らしい天真爛漫さや伸び伸びとした感性こそがその子の持ち味である場合、過度な受験勉強によって大切なものを失ってしまうリスクもあります。
周りの評判や「中高一貫」という響きだけに流されず、わが子の性格や適性を見極めた上で、本当に伸びる環境を選択してほしいと切に願います。

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