
◆基礎を疎かにしない◆
●勉強において、基礎をしっかりと固めることは非常に重要です。基礎を疎かにしていては、いくら応用問題を頑張っても学力は上がりません。この点は特に数学において顕著です。
●数学の基礎と応用●
数学では、算数から始まる内容が逆三角形のピラミッドのように積み重なっています。上の階層に行くほど内容が多く、難しくなります。ですので、下の階層がしっかりしていないと、上の階層が揺らいでしまうのです。
例えば、計算の基礎がしっかりしていないと、方程式の解き方がわからなくなったり、関数のグラフを描くのに時間がかかってしまったりします。基礎がしっかりしていれば、応用問題に取り組む際にもスムーズに進むことができます。
●基礎の補強方法●
もし基礎ができていないと感じたら、一度立ち止まって下の階層の補強をするべきです。必要に応じて、算数まで戻って基本的な計算や概念を復習することも重要です。例えば、小学校で習った四則演算や分数の計算を再確認することで、難しい問題に対する理解が深まることがあります。
●基礎固めの具体的なステップ●
①基礎の再確認:自分が苦手と感じる分野の基礎を復習します。教科書や参考書を使って、基本的な概念や公式をもう一度確認しましょう。
②練習問題を解く:基礎的な問題を解いてみることも大切です。簡単な問題から始めて、徐々に難易度を上げていくと良いでしょう。
③理解を深める:ただ覚えるのではなく、なぜそのように解くのかを理解することが重要です。理解することで、応用問題にも対応しやすくなります。
●基礎固めのモチベーション維持●
基礎を固めるためには、継続的な努力が必要です。基礎学習は単調に感じることが多く、モチベーションを維持するのが難しい場合もあります。
そこで、基礎固めを楽しくするための工夫が重要です。例えば、ゲーム感覚で問題を解いたり、友達と一緒に勉強したりすることで、楽しみながら学ぶことができます。
また、基礎を固めることが将来の学力向上に繋がると理解することで、モチベーションを高めることができます。
★他教科における基礎の重要性★
数学だけでなく、他の教科においても基礎を固めることは非常に重要です。例えば、英語では基本的な文法や単語の知識がなければ、文章を読んだり書いたりすることが難しくなります。
理科では、基本的な自然現象や法則を理解していないと、応用的な実験や問題解決に取り組むことができません。基礎をしっかり学ぶことで、どの教科でも応用力が身につきます。
【算数】全国学力テスト→「8人に4リットルのジュースを分けると、1人何リットルになりますか?」
→この問題に対して、小学6年生の36%が「2」と誤答したとのこと。
その理由はどこにあるのか?
★問題文を読み取る力が、問われています。★
画像は室戸岬