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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/9/14

    【まずは、とにかく始めることだ「みつお」】
    前進するための秘訣は、始めることだ。Mark Twain(マーク・トウェイン)

    勉強や仕事などで、やるべきだと分かっていても億劫でなかなか取り掛かれない、という経験はありませんか。この言葉は、そんなときに心に留めておいてほしい言葉です。

    この言葉を日本語にすると、「前進するための秘訣は、始めることだ。」となります。誰もが当たり前に理解しているかもしれませんが、実行するのはなかなか難しいのではないでしょうか。

    この言葉を残したのはアメリカの小説家、マーク・トウェインです。
    彼は、1865年ニューヨークのサタデイ・プレス紙に「ジム・スマイリーとその跳び蛙」が掲載され一躍有名になりました。


    また、「トム・ソーヤーの冒険」や「ハックルベリ・フィンの冒険」などの幼年時代の自伝的小説は、20世紀アメリカ文学に大きな影響を与えました。風刺文学の最高峰である「コネティカットのヤンキー」の作者でもあります。

    このように文学において大きな成功を収めた彼は、前進するために「始める」ということができる人だったのでしょう。
    勉強においても、始めてしまえばそれほど大変ではないのに、なかなか机に向かうことができないことはよくありますよね。しかし、始めないことには何の成果も得られないのです。青春まっただ中の小学生・中学生・高校生には、心してほしいと思います。

    前進し、成功を収めるためにもマーク・トウェインのこの言葉を思い出して、まずは「始める」ということを大切にしていきたいものですね。

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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/9/11

    『知識』と『知恵』

    学びは、決して知識や情報を頭で理解し、記憶するだけではありません。何かの知識を持ってそれを身体を通して感じてみる、つまり身体感覚を伴う体験で「気づき」「腑に落ちる」ということが起きます。

    体験を通して、初めて学びは知恵に転化するのです。この自分の身体の体験から起きる学びこそが、私たちの意識を変化させ、人間としての成長と進化をもたらしている源なのです。

    数学の得意な人と苦手な人、好きな人と嫌いな人の違いの特徴は、以下の点です。
    「考えることができるか、できないか」
    「考えようとするか、しないか」
    問題を見て、
    「すぐに分からないと諦めてしまうか、何とか解こうと試行錯誤しながら、考えようとするか、しないか」

    試行錯誤しながら考え、「考える力」を伸ばし続けたお子様と、そうでないお子様では、年齢が上がるにつれ、数学力の差は目に見えて大きくなってきます。

    「わかる」と「ひらめく」
    数学は勉強をすれば、「解法がわかる」ようになってきます。学校のテストなどでは、頑張って勉強し、解法がわかれば十分に高得点が取れるようになります。
    数学の入試問題などの応用問題では、平均点は取れても、「わかる」だけでは高得点はなかなか取れません。

    壁を突破するためには、「ひらめく」ことが重要になってきます。「ひらめく力」は「考える力」であり、「考える力」を伸ばすためには、「考える習慣」が大切です。
    「考える習慣」を身に付け、「考える力」を伸ばしていきましょう。
    解説があれば、効率良く「解法がわかる」ようになり、成績も効率良く上げることができます。

    「従来の暗記重視の教育は良くない、もっと子供たちに考えさせるような授業をするべきだ」という言葉をよく耳にします。なんとなく良い言葉のように聞こえてしまうのですが、私はあまり好きではありません。

    まず知識を持たなければ、何を思考すれば良いかもわからないし、物事が正しいのか間違っているのかを判断することもできません。

    社会人になって、「結局、信用できるのは知識のある人だ」ということを実感する機会も多いです。

    「暗記なんて、しょうもない」という言葉に逃げずに、まずは暗記から勉強を始めましょう。

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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/9/7

    人生って、“方向転換”はいつでもできるんだよ
    「人生やり直したい」と思う中学生や高校生に向けて、伝えたいことをお話していきます。
    中学生のときも高校生のときも、冴えない学生時代を送っていました。少しはわかるんです。中学生や高校生のときですら「人生やり直したい」って思う気持ちが。

    自分の中ではこれまで生きてきた15年くらいの人生がすべてなわけで、そのうちの10年とか15年の過ごし方がミスっていたら、今後の人生に希望なんて持てないわけです。
    「あのとき、もっとちゃんとしていれば」「もう一度やり直せるなら…」
    過去のどこかを修正できれば、今の苦しさも、先の不安も、全部なくなるような気がして、そっちをずっと考えてしまうんですよね。

    人生って、「今この瞬間」からでも、ちゃんとやり直せるんです。過去は変えられなくても、これからを変えていくことはできます。「完璧な自分に生まれ変わる」みたいなことじゃなくて、完璧にならなかったとしても、一歩ずつ少しずつ変えていけるものなんです。

    そう言われても、心が動かないときってありますよね。頭ではわかっても、気持ちがついてこない。「やり直したい」と思う中学生や高校生に、あなたと同世代の方の相談に乗ったときのお話です。

    高校1年生の男の子でした。初めて来たとき、最初から最後まで、ずっと俯いたままでした。質問しても、ほとんどが「別に」「わかんない」と言うだけ。ある一言だけははっきりと返ってきました。「もう、人生やり直したいんです」

    彼の口癖は、「もう遅い」でした。「どうせ今さら頑張ったって」「どうせ無理でしょ」 「人生って、後戻りはできないけど、“方向転換”はいつでもできるんだよ」
    やり直したいと思っていた過去が、「あのときがあったからこそ、今がある」と言えるようになるには、時間がかかります。
    でも、その第一歩は、「このままじゃ嫌だ」と思っている今の自分を、ちゃんと認めてあげることだと思うんです。
                                      あなたも、もしかすると、自分の過去を責めすぎていませんか?

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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/9/4

    数学を学ぶ意味
    「数学は暗記だ」という本があります。
    賛否はあるだろうが、一定程度は真実です。一から順に基礎を学ぶって結構大変なことです。基本的な問題集について、答えごと丸暗すれば、どうせテストでは似たような問題しか出ないわけだから、それで80点くらいは取れます。あとは実践しながら覚えていったほうが結果的に早く習得できます。

    しかし、それでは「なぜ数学を学ばなければならないのか」という答えにはたどり着けません。
    「三次関数なんて自分の将来に何の役に立つのか。ましてや虚数なんて高校卒業したら一生必要ない、なぜそんなことを学ぶ必要があるんだ」という問いかけにどう答えるとよいでしょうか。

    この問いかけは、それ自体に大きな間違いがあって
    とりあえずまだ中学・高校生の分際で、自分が将来どうしていくのか、ろくに決まっていません。
    決めていたとしても、いくらでも変わり得る段階で、自分の将来の役に立つとか立たないとか、そんな主張をすること自体間違っていますね。

    例えば夢中になっているそのゲームだって、虚数や三角関数などの数学が詰まっているってこと分かってるか?という話になります。
    虚数なんていらないというなら、一生ゲームなんてするんじゃないぞ、ということ。役に立つ立たないどころか、めっちゃ恩恵にあずかってることが世の中にはいっぱいあります。

    これについては、セガが面白いツイートをしていました。
    「サイン・コサイン・タンジェント、虚数i…いつ使うんだと思ったあなた。実は数学は、ゲーム業界を根から支える重要な役割を担っているんです。今日は、セガ社内勉強会用の数学資料150頁超(!)を無料公開」 / Twitter

    もう1つは、一定のルール下で物事を考え、それを「解」として論理的に数式の羅列として記載して誰にでもわかるように書き出す論理的思考・説明能力はとても大切で、数学はその育成のために重要であるということ。
    曖昧なことではなくて、AだからB、BだからC、CだからD、ということはEという結論になる、ということを、論理的にちゃんと説明できることはとても大切なことです。

    興味の有無にかかわらず、自分が知らなかった物事を学び、習得する姿勢は、いついかなる環境に身を置こうとも一生必要になるということです。自分が本当に興味があることが出た時に、「物事を学ぶ能力、習得する能力」に欠けていたがために、興味を実現できなかったら嫌だよね。分かったら勉強勉強、と発破をかけたいものですね。

       文章作成に必要な能力は、実は数学的思考力だったりする。【とってい】

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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/9/2

    「知る喜び」を大切にしよう
    理科や数学が好きになったきっかけを、“興味をもつためのエサのついたフック”というわかりやすい例えを使っています。でも、人生に用意されているはずのそんな“フック”を、誰もが見つけて食いついていけるわけではないような気もするけれど。

    学校などの学びの場で多くの子どもの興味を引くために、常にたくさんの違う“エサのついたフック”を用意し続けるのは非常に難しいことです。
    親ならどうでしょう? 1人か2人のわが子の興味、面白がれるポイントは、親ならわかるし用意することもできると思います。

    「面白がれる」という感性はトレーニングによって磨かれていくものです。たとえば、音楽や落語は知れば知るほど面白くなってくる。
    「ああ、あの演奏者のこのテクニックはすごい」とか「この落語家の蕎麦をすする芸は逸品だ」とかね。

    理数系科目も同じように、興味を持って接し続けるうちにトレーニングされ、面白みが増して次のグレードに進んでいけるのだと思います。親がそうした興味の最初の一歩に案内してあげられると、その子の世界は大きく広がるのではないでしょうか。
    子どもの質問に親が答えられないことも多いし、何をしてあげればいいのだろうかと、悩む場面は少なくありません。

    その解決はいたって簡単です。今はほとんどの情報がインターネット上にあります。子どもが何かを質問してきたら、「そうだね、それはお母さんにもわからないから一緒に調べてみようか」と、リビングや食卓でパソコンやタブレット端末を使って検索すればいいのです。

    「なぜ空は青いのか」と打ち込めば、知りたい答えはいくつも出てくるでしょう。それを「読んでみようか」と促してあげる。そうした働きかけをするだけで、子どもの反応は全然違ってくると思います。

    解決する手だてを教えてあげれば、「知る喜び」を覚え、いずれ一人で解決するようになるでしょう。
                         東京大学Kavli IPMU機構長 村山 斉

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