えっ、私たちの秘密を守っているのは「素数」だった!?
みんな、算数の授業で「素数(そすう)」って聞いたことあるかな?
「1とその数自身でしか割れない数」、例えば2、3、5、7、11……なんてやつだね。
小学生のみんなは「何だか地味だな」って思うかもしれないし、中学生のみんなは「テストに出るから覚えなきゃ」って苦戦しているかもしれない。
でもね、実はこの素数、私たちの生活を影で支える「最強の守護神」だって知ってたかな?
カードの暗証番号の「鍵」は素数!
たとえば、お父さんやお母さんがコンビニやネットショッピングでクレジットカードを使うとき。カード情報ってどうやって守られていると思う?
実は、あれほど頑丈なセキュリティの「鍵」として使われているのが、とっても大きな素数なんだ。
すごく大きな2つの素数を掛け合わせて作られた数字は、それを「元の素数に戻す(割り切る)」のが、世界で一番高性能なスーパーコンピュータを使っても、何年も何十年もかかってしまうくらい難しいと言われているんだよ。
つまり、素数は「解読できない暗号」を作るための、絶対に壊れない金庫の鍵みたいなものなんだね。
自然界にも隠れる素数の不思議
素数のすごいところは、人間が作ったルールだけじゃないんだ。実は自然界も素数が大好き!
例えば、ある種類のセミは「13年」や「17年」という、素数の年数だけ土の中で過ごして、地上に出てくるんだよ。
もしセミが「12年」周期だったら、他の周期の生き物と出会いやすくなって競争が激しくなっちゃうけれど、「13」や「17」という素数だと、他の生き物の周期とタイミングが重なりにくい。
生き残るために、セミたちは進化の過程で「素数」を覚えてしまったなんて、なんだか不思議でロマンがあるよね。
最後に
数学っていうと、ただの計算の積み重ねに見えるかもしれない。でも、その中には「世界を安全にする暗号」や「生き残るための知恵」が隠されているんだ。
次、カードやスマホの数字を見たり、木々を眺めたりするとき、「ここにも素数が隠れているのかな?」なんて想像してみてね。
算数の問題集の向こう側には、実はとってもワクワクする宇宙が広がっているんだから!