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2021/11/20

できなかったことが、今日できるようになる
別に数学に限った話ではないのですが、「昨日まで自分にできなかったことが、今日できるようになる」ということを楽しいと感じない人は、めったにいないと思います。子供のころ、跳び箱、縄跳びなどをしていて「できた!」という充実感を味わったことは、誰にでもあるはずです。

数学を楽しいと感じないのは「できるようにならないから」という要素が最も大きいのではないでしょうか。数学という教科の特殊性として、過去の学習範囲の重要部分に知識や理解の不足があると、それ以降の学習範囲が理解不能に陥る、という点があります。

たとえば、歴史の授業で、鎌倉時代の授業をしていた時にうっかり居眠りをしていても、江戸時代の授業を理解するのにはほとんど支障がありません。しかし、数学の授業で、連立方程式の授業をしていた時にうっかり居眠りしていたら、一次関数のグラフの交点を求める方法はまったく理解できません。「数学ができない」人のほとんどが、「いま勉強している範囲」「次の中間試験・期末試験の範囲」を勉強しようとしますが、この勉強法は意味がありません。

これが有効なのは「これまでの数学ができている人」だけです。「できない」→「できる」には、別の方法が必要なのです。仮に、
高校1年生なら「中学3年生の基礎問題集の巻末テストで90点以上を取れるか?」ダメなら
「中学2年生の基礎問題集の巻末テストで90点以上を取れるか?」それもダメなら
「中学1年生の基礎問題集の巻末テストで90点以上を取れるか?」それもダメなら
「小学6年生の基礎問題集の巻末テストで90点以上を取れるか?」

・・・90点以上を取れるところまで、どんどんさかのぼります。順にやり直すしかないんです。「だって、俺は高1だし、次の試験範囲は三角比だよ!」とかいっても、小5の算数ができなきゃ三角比なんてできっこないんですから。
それぞれの学年で身につけるべきこと・地盤を固めることが大切ですね。

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