教室案内

2023/1/9

【塾の偽善№1】
◆進学塾が金儲けに走るとき◆
ズバリ言えば、金儲け。ビジネス。そこには、教育の「キ」の字の理念もない。それがわかっていても、親は、子どもを進学塾に託しています。
①学費を「ガクヒ」で落とす進学塾
進学塾の月謝は、複数同時指導で月額2万~2万5000円。個別指導塾(1:2も含む)で1時間当たり\5000円+消費税(月刊「私塾界」)。しかしこの額では、決して済みません。済まないことは、入塾してみると、わかります。入会金、教材費、光熱費、模擬テスト代、特訓講座費、補講費などが、「万」単位で、次々とのしかかってきます。しかも支払いは、銀行振り込み。大半の進学塾は、そういう支払いをカモフラージュするために、「ガクヒ」という名目で引き落としています。親が通帳を見ても、学校の「学費」なのか、塾の「学費」なのかわからない仕組みになっています。どこの進学塾も、夏休みや冬休みの特訓を、定例コースにしています。そういう連絡は前もって、目立たない方法で生徒にしておき、お金は自動的に引き落としです。「特訓授業を申し込んだつもりはない」と抗議しても、あとの祭り。「今からではキャンセルできません」と言われます。
②結局は金儲け
こうした進学塾のやり方
は、ほぼどこの塾も同じです。はっきり言えば、保護者様や生徒さんの不安を逆手にとって、金儲けをするみたい。例えば、このブログの下書きを書いている日に、この地域の進学塾のチラシが新聞折込で入っていました。徳島県では、高校入学が人間選別の節目になっていますが、その入学も、このところ学校の推薦で決まる合格者は「育成型」・「連携型」・「スポーツ・文化重視型」が増えつつあります。それについて、そのチラシにはこう書いています。「中3、冬期講習。内申点だけで合格できるほど、入試は甘くない。実力伯仲の入試では、城東高校はもちろん、各高校、それぞれの受験生の間で、ほんの一題、わずか一点をかけた熾烈な争いが繰り広げられている」と。「甘い」とか「甘くない」とか、そこら辺の進学塾に判断してもらっては困ります。それこそいらぬお節介!と言われますよ。
③こう書くと、進学塾のあくどさばかりが目立ちますが、もともと進学競争の底流では、人間の欲望が渦巻いています。「他人を蹴落としてでも…」、あるいは「他人に蹴落とされる前に…」と親は考えて、子どもを進学塾にやります。進学塾はそういう親の心理を、たくみに利用して、それを金儲けにつなげているんじゃないでしょうか。今の進学塾の現状は、親と進学塾の、闘いの結果ともいえるような気もします。塾の経営者に言わせれば、「親は信用できない」ということになるし、親に言わせれば、「塾は必要悪」ということになるのかも。もともと良好な人間関係が育つ土壌は、ないような気がします。
④塾のもつ矛盾と錯覚
一方、塾には塾の存在意義があると説く人たちもいます。塾こそ、自由教育の砦であると。事実、数少ないけれど、すばらしい教育を実践している塾もあります。そういう塾でも、「教育」と「受験指導」のジレンマの中で、もがき苦しんでいます。教育研究家のH氏は、「塾教育は、矛盾と錯覚の上に成り立っている」と結論づけています。矛盾というのは、今言った、ジレンマを指しています。錯覚というのは、「大切でないものを、あたかも大切なものであると思いこんで、教えること」…だそうです。具体的には、中学受験のため、百害あって一利無し「特殊算」をはじめ、受験教育そのものを指しています。

せめて「費用対効果が伺える」・「生徒さんの素質を伸ばす」ことのできる誠実な塾でありたいと思います。
完全マンツーマンで経営するって経済的には大変なんですよ。サクシードが時給\2000円で生計を立てること。夕方から~の時間は限られています。

★塾として、利益を生むほうを優先したいなら、1人・1時間\1000円と、激安な設定にして、8人集めたら、塾長の時間給は、\8000円になります。
しかし、結局は「自習」させるのと同じです。成績の向上は望めません。時給\2000円で指導するほうが、やり甲斐と満足感に浸れます。

教室案内/アクセス

HOME > 教室案内 > サクシードブログ

アクセス