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2023/1/11

【塾の偽善№2】
▼「この時期だけだから」
少子化に不況、それにエリートの凋落に見られる価値観の変化。それに中高一貫教育に見られる、制度の改変。これらが今、急ピッチで進んでいます。そういう中、したたかな進学塾は、対象学年をより低年齢化させ、週2日の学習を、週3日や4日に増やしたりしています。そして、金集めを、さらに巧妙化させています。親たちは、そういう事実を知りながら、「この時期だけだから」とあきらめています。進学塾は、さらにそれを逆手にとる。もうそこには、「教育」という概念は、どこにもありません。商売、だ。H氏はこうつなげています。「この世界では、経験など、一片の価値もありません。親に教育論を説いてもムダです。そもそもそういうものを塾に期待していない。生徒集めのチラシにしても、4色を使ったカラフルで豪華なものでないと、生徒は集まりません。親は親で子どもをお客様感覚で迎えてあげないと文句を言う。そういう目でしか、教育をながめていないのですから」と。
▼塾の偽善、合格発表
毎年その時期になると、新聞の一面を借り切って、高校の合格者の名前が発表される。「城東高校、88名合格。城南高校、54名合格。市立高校、48名合格!」と。その下には、小さい字でこう書いてある。「これらの合格者数の中には、夏期講座、冬期講座および模擬試験だけの参加者の人数は含まれていません」と。進学塾としては、精一杯の誠意を演出したつもりなのだろうが、こういうのを偽善といわざるを得ません。少し前までは、講座や模擬試験に参加した生徒まで合格者に加えていました。それをマスコミが叩いたから、こういうことを書くようになっています。事実、こうした合格者の陰で、いかに多くの、それ以上の数の子どもたちが不合格で泣いていることか!もしこうした進学塾の経営者に、『良心のひとかけら』もあるなら、こんな宣伝は、不合格した子どもやその親に申し訳なくてできないはずです。進学塾も少しは自分に恥じたらよいと思っています。
▼この塾の広告ってどう思いますか?
・実力アップ間違い無し。・生徒の疑問には即時対応。・学力向上を保証します。・本当にあった塾選び。・弱点を把握し個々の学力強化に努めます。・比類なき凄い効果。・他の塾とは異なり云々。講師はみんなバイトですから、そんなこと・できっこない。書いてあることは、ウソばっかりです。室長も生徒勧誘の時だけ張り切って授業をしますが、あとは指示するだけでバイトに丸投げです。はっきり言って、「誇大広告」「悪徳商法」「詐欺」です。でも、現実にはそういう宣伝を平気でやっている塾や受験産業はたくさんあります。利用する方(生徒本人や保護者)が、「これはインチキ、嘘だ!」ということに気づく必要があります。まず、「成績が必ず上がる」と言った時点で、インチキだということがわかります。未来のことに「絶対」や「必ず」はあり得ないのですから。本当に誠実な塾であれば、こうした嘘はつきません。「どんな生徒も成績が上がる…とは限らない。真剣に取り組まなければ変わらない。」と正直に言う塾の方がはるかに信頼できます。 ▼啐啄同時です。鳥のひなが卵から出ようと鳴く声と、母鳥が外から殻をつつくのが同時であればヒナが誕生できます。またとない好機なのです。
宣伝文句の、他人の子が市高・理数科合格した広告を見て、自分の子も理数科だ!って思う方が変じゃないでしょうか?!「プン理から東大・理科Ⅲ類・2名合格」って、あっち向いてホラ吹き、こっち向いてツバ飛ばしながら吹聴するのも似たようなものです。自分とこの教師の指導力で合格したのじゃあるまいし。4クラスの内、3クラスはお金集めのための美味しいエサです。宣伝とは、「錯覚」を起こすこと。
サクシードでは『成績』=『指導力』×『生徒のやる気』と思います。だって片方がゼロなら、かけ算した結果はゼロになりますから。《知らんけど》

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