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2023/1/15

『たかが計算、されど計算』 ▼小学生は、間もなく新学年になるにあたって、旧学年の計算に戸惑っていると、せっかく新しい内容を習っても途中の計算が原因で得点にまで繋がらないと、どんどん出来なくなってくることは多いです。計算だけもできるようになってもらいたいのです。
高校の生徒にもよく見られますが、高校の内容は理解できているのに(立式は出来ているのに)、途中計算の処理が下手で得点が出来ず、それが続くと、どんどん自信がなくなり、本当に数学が苦手になってしまう状況の生徒たちを……。高校の場合は特に分数処理が下手だと困ります。

▼分数処理とは、いわゆる分数の計算と「分数と比の関係」についてです。…これは小学校で身に付けるものです。他にも、因数分解の処理が苦手な子も苦労してしまいます(因数分解は順番があるのです、その順番を守れば誰にだってできるのですが。その順番を知らない生徒も多いです)。
【手順】①整式を降べきの順に整理する。(2つ以上の文字を含む整式については,最低次数の文字について整理する)②すべての項に共通な因数がある場合,それらをくくり出す。③文字を使った置き換えや,乗法の公式を適用できないかを考える。④括弧の中がまだ因数分解できないかどうかを見る。

▼分数は3段階でクリアしよう!分数は小学生の算数の中で、一番身につけておいてほしい分野です。分数は中学、高校の数学の計算では非常によく使います。分数計算が自由にできないと、中学数学・高校数学ではちょっと辛いかもしれません!!分数の大部分は小学生のうちに習い終わり、中学、高校ではすでにできるものとして扱われ、再度、基本計算を習うことはありません。そして、現状では中学生、高校生で分数で苦戦をしている子供たちを多く見受けられます。あちゃ~!

▼分数においては3つの段階をクリアしてほしいと思います。[第1段階]通分を伴う計算(たし算、ひき算)&かけ算[第2段階]分数のわり算[第3段階]比と分数の関係(3つとも小学生で習います。)そして、数年後の中学・高校生のそれぞれの段階の習熟の現状は[第1]の分数の+、-、×(たす、ひく、かける)については、多くの生徒は問題なく計算できます。しかし、[第2]の分数のわり算については、計算はなんとかできるのですが、なぜその方法で計算できるのかが納得できていないことが多いです。さらに[第3]の「比と分数の関係」についてはほとんど結び付いていないですね。(比と分数はほぼ同じものなのに…)という具合です。これに加え、[第2]の分数のわり算は、高校数学でさらなる進化をとげ、[第3]の比と分数は、数学はもちろん、他の理系科目(化学、生物、物理等)で頻繁に出てきます。そのため、「分数のデキ具合」は成績を大きく左右します。言い方かえると、分数がきちんとできるだけで、結構いい成績が望めます。

▼だから、小学生のお子さんをお持ちの方にと・に・か・く、分数はできるようにしてあげてください。たかが計算ですけど、その処理が上手くできないと算数(数学)内容が難しくなったときにも影響してきます、途中で計算は出てきますからね。この計算は小学生の算数のうちに基本は作られます。まさしく今が大事です。 特殊算などで、他所道喰っているヒマなどありません。私立中高の受験勉強で学ぶ「特殊算の解法」のほとんどが、中学校以降における数学では使うことがありません。かえって「方程式」で解くように修正するのに手間がかかります。『使える算数力』では無いのです。特殊算を無理矢理詰めこまれた生徒さんに限って、数学には非常な足かせになります。 有名私立中高と、お受験塾のいたちごっこをしているだけ。
問題を前にしたら、計算力があり、先に手が動き始める(図や座標を描いてわかっている数値や関数を全て書き込む)…って大切なんですよ。頭は手より遅れて、後からついてきます。
★過去の大数学者は、みな『計算の達人』でした。必ず身に付けるべきものです。

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