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2023/1/29

捨て問を作れ~合格に100点はいらない
◆合否を決める入試で100点を取ろうとすると、難しい問題で時間とパワーを使って、簡単な問題を取りこぼしてしまうこともあると思うから。合格を狙うなら、100点はいらない。「目標設定」が大切です。自分が入試で何点取ればいいのかを決めましょう。7割?60点?平均点?およそ何割取れば合格できるのかは、自分でわからなければ先生に聞いてみましょう。

◆「目標設定」ができたら、その点数を取るための作戦を立てましょう。目標を達成するためには何が求められているのかを見つけるのです。どんな傾向がある?どんな問題が出る?簡単なのは?解かなくていいのは?入試問題を開いたら、一通りさらっと最後まで問題を流してみてください。最悪捨てる問題や、時間がない時に飛ばす問題、ここは絶対に正解しなくちゃいけない、という問題を判別するのです。

公立高校受験の数学で例を見てみましょう。公立高校入試問題の数学は、出題の形式がほとんど変わっていません。問1は計算問題、問2は一行問題、問3は関数…と、各大問、形式がほぼ決まっていて、予想外の出題があると、平均点が下がります。例年を参考にして、「取るべき場所を決めて取る」ことを目的にしてください。
◆具体的に見てみましょう。比較的難易度の低い、問1 (ア)(イ)(ウ)(エ)、問2(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)(カ)(キ)(ク)、問3(ア)(イ)、問4(ア)(イ)、問6(ア)の17問をすべて解くと、65点。正負の数、文字式、平方根、展開、因数分解、連立方程式、2次方程式などの計算はもちろん、数えてできる確率、資料の整理、関数、角度や相似、三平方の定理、体積や面積など、応用問題というよりは基本的な出題が多いです。これらの問題を解くだけで平均点超えが出来るわけです。ある程度得点が計算できるというのは、入試において大きな武器になります。

◆問題の形式が変わったとしても、受験生全体が平均点が下がるので影響はありません。つまり、合否に大きく影響しないということです。資料と整理・中央値などの語句(資料の整理単元)や球の体積などが狙い目かと感じています。
★ライバルと差が付くのはどのレベル層の問題なのか分析しておきたい。①基礎・基本 ②標準+α ③難問・奇問

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