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2023/3/6

論理的思考力と問題解決能力《算数力》
◆「だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。最も役に立たないということが、数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。人間だけが役に立たないことを考えられるんですからね」森博嗣 『冷たい密室と博士たち』
◆将来、大人になったら、答えのない難しい問題になんども直面するでしょう。経験からヒントを得られればよいですが、そうでない場合、論理的に順序だてて、解決に向かう道筋を立てなくてはいけません。そのベースとなるのが、小学生の算数です。小学生のうちに、なるべく多くの公式と文章題に触れ、知識をたくわえ、問題と結びつけて解決法を考える。一体どうしたらいいかわからない状態から、推理し、分解し、発想し、もてる知識を呼び起こして結びつける。図や線分図などで具体化し洞察する。とことん考える。知識というガソリンを蓄えてどの道を行こうか推理し目的地にたどり着く。

◆文科省教育審議会の答申に、『知識より知恵』というものがありました。「なにを愚かなことを」と思ったものです。「知識」という素材があり、それらを組み合わせて、思考を練り深化していくことが『知恵』ではないでしょうか。知識という燃料がなくては、長い人生という高速道路を、ガス欠せずに駆け抜けることは不可能です。立派な肩書きを持っている審議官って、案外、おバカの集まりなんじゃないのと思いました。
◆【博士の愛した数式】記憶が80分しか持たない博士は、数学に深い愛情を寄せ、雇われた家政婦と数学を使って、会話を進めます。「……必ず答えがあると保証された問題を解くのは、そこに見えている頂上へ向かって、ガイド付きの登山道をハイキングするようなものだよ。数学の真理は、道なき道の果てに、誰にも知られずにそっと潜んでいる。」「正解を得た時に感じるのは、喜びや解放ではなく、静けさなのだ。」とあります。博士は答えの分かっている問題にあまり価値を感じていませんでした。数学の真理は誰にも知られない秘境にあると考えていたのです。【引用: 小川洋子『博士の愛した数式』より】

★算数が単なる計算作業ではつまらない。子どもたちにも数字が持つ面白さや、不思議さを感じてほしい。指導者として子どもたちに、学習意欲を目覚めさせる後押しをしたいと思います。私も「素数」や「虚数」を初めて知った時に、不思議な魅力を感じました。虚数やsin,cosといった三角関数は、普通に生活する分には役に立たないものの代名詞として使われることがあります。役に立たないものに魅力を感じるのが人間というもの。音楽や美術のように、学校教育でも数学の持つ「美しさ」を伝えるようになれば、もっと数学好きな人も増えるだろうにと思います。「手段」としての数学・「点数」「偏差値」としての数学ではなく、「芸術」としての数学です。

★サクシードのある保護者様へのライン転用
MGちゃんは楽しみな生徒さんです。あせらず、急がず、心の底から染み込むように「数学の美しさ・楽しさ」を伝えて参ります。『点数・点数』言ってるうちは、数学嫌い・勉強嫌いを生むだけで、偏差値という架空の世界で浮遊しているだけ。社会に出たら使い物にならない変人になるのが関の山です。
これからは、ママさんが変身するときです。「がみがみ・ママさん」から、「にっこり母さん」に・と。Mちゃんの心に、ゆとりとやる気が増してきます。家庭の雰囲気もグンと明るくなることでしょう。もともと優れた能力を持って生まれた大切なお子様です。お腹を痛めたママさんが、宝物の娘さんをつぶしたら、元も子もありません。
「学び」の支えはサクシードが致します。努力の跡が見えるプリントを見ては、ふっと微笑むようなやわらかさで、ほめてあげてくださいね。(大げさな素振りは逆効果)そうすることで、ますますMちゃんは伸びていきます。テストの結果がよかったときはもちろん。良くなかった時も、「次があるよ。取り返そうね」⋯済んだことには拘泥しない姿勢を保ち続けてください。期待しています。『サクシード』

Mママ : テストの点数で、一喜一憂しないように、ガミガミ、ネチネチ言わないように、努力します(^_^;)
MGママ 先生の言葉、心にしみます、、、でも、最近のMGを見ていたら、本当に楽しそうで。私が中学生、高校生時代、数学を楽しいと感じた記憶がなく、先生には失礼ながら、そんなに面白いん?と聞いたこともありました。MG 即答で、「楽しい!」と言われました(笑) 「5年生から、数学嫌いだっけん、嘘みたいやけどな、と。」
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