中学・数学、高校・数学の広がりと深まり
高校数学教師・大手塾講師など誰でもできる。三問ほど予習して、黒板に書きながら説明したらいいのだから。生徒の質問にその場で質問に即答できるか?
ある教師は、明日までに解いてくる。ある教師は、考えとく…と言いながら、その後なしのつぶて。翌日、解説できる教師はまだ良いほうです。
城東高校・奈良女子大・数学科卒・若き女性教師だけでした。「あぁ、これね。こうして考えたら簡単ね」いつも即答でした。生徒から、絶大な信頼感と羨望の的でした。学生から難問を質問されて、リアルタイムで、回答解説できる高校教師は、少ない。同じく中学教師も。
中学・数学、高校・数学は学習内容の広がりと深まりに、それほどの大きい違いがあります。高校進学し理系を選んだら、中学数学に費やした時間の二倍・三倍の努力が必至です。中学生の時に、もたもたやってる場合じゃありません。
お受験算数・「特殊算」は賛否両論があります。指導要領では、小学生は「方程式」を使ってはいけないのです。ところが、中学・高校になればすべて方程式を立てて解決します。特殊算は「方程式」を使わないで解く方法を塾講師たちが作り出したものです。「流水算」、「年齢算」など、それぞれの単品だけに通用するものです。「方程式」は、全ての分野に活用でき簡単に答えを導き出せます。
中学数学を徹底して固め、何が出題されてもなんとか解決できる。常に90点台取っていないと県下指折りの高校進学校へ進んでも、苦労するかもしれません。
算数・数学こそ学問に王道無し。基礎からの積み上げが大切です。
算数・数学は、手間をかけたら、その分だけ理解が深まる。
手を動かすことの意味
しぶしぶ手を動かして、ノートに数式や図を書いてみる。そうすると、不思議なことに、だんだんわかってきます。たくさん書けば、書いた分だけ、理解が進む。名物講師が「手を動かしなさい」というけど、あれは本当です。
「手で書く」という行為は、時間がかかるし、両手もふさがる。だから、その問題に向き合わざるを得なくなる。一文字ずつ手で書きながら、その問題について、順番に、ゆっくりと考えることになる。
授業をなんとなく眺めて、教科書をチラっとみて、テスト前にちょっと見直して、テストを受ける。こんな感じで、できるわけがないですね。
わからないことが増えるに従い、ついていけなくなります。単純に「手で書くのは面倒」だと思うかもしれません。でも、問題に向き合って、なにもしなければ、ただ問題文を見つめているだけ・時間が過ぎていくだけです。面倒くさいですが、問題文の要旨を写してみましょう。なにかヒントが浮かび上がります。
手間をかけたら、その分だけ理解が深まります。「職人さん」でも同じです。「大工さん」「鍛冶屋の包丁造り」「ネイルアーティスト」より良い作品を生み出せます。これは数学だけの話ではなく、わりとなんでもそうですね。いろんなことを面倒くさがってやらないし、やってみると意外と簡単にできたりする。
「わかる」ってこんなことかも。
「たった一度の人生を変える勉強をしよう」
『生き方』や『働き方』の正解を教えてくれる先生は、どこにもいません。
これから皆は、先生のいない授業に取組まなければいけないわけで。
信じるってひとつの決断なんだよね。一方、鵜呑みにする事は決断じゃない。従来型の勉強だけでは通用しない時代になった。
その理由は、1つ目は日本がみんな同じ成長社会から、それぞれ一人ひとりの成熟社会に変化したこと。2つ目は、成熟社会に突入した結果、世の中から正解がなくなってしまったこと。
納得解が必要になったこと。
人生は出来合いの正解を探し当てるものじゃない。自分自身の手で納得解を作り上げていくものなんだ。
「複雑さを生きる!」「未来は、現在になり、すぐに過去になる」…学習の時間は限られています。
★お問い合わせから入塾までの流れ
体験学習を受け付けています。
入塾された場合、預かり金は、お返し致します。
※預かり金システムに変更しました。
平日は、夕方6:00-二人しか指導できない限られた時間です。
◆前向きに、どこかの塾へ入塾させるかどうかを、考えている予定のお方は、体験学習をお引き受け致します。内容を吟味し、判断をして下さい。
※安価な少人数コース新設(2~3名同時指導)\1600-/時間
現在募集中…平日1組・土日(午後)1組。
個人指導~その結果は、高校・大学進学実績をご覧下さい。
「成果」=「指導力」×「生徒の取り組み」です。
某中学校・学年1番、4番の生徒さんも在籍しています。自宅学習に取り組める生徒さんの努力も大きいと感じます。
お受験特有の特殊算
算数の分野で登場する解法で、鶴亀算、旅人算などがあります。でもこれらは、学校の教科書には載っていません。塾の先生を中心とした有識者が、小学生にも分かりやすいように解法を考案し名前をつけ…それが浸透したものです。
ただし、鶴亀算はその起源は江戸時代までさかのぼります。
特殊算は全部で概ね23種類。お受験では指導せざるを得ないけれど、生徒さんに合うかどうかは個性によります。
否定派
どうせ中学で方程式習うし、方程式で事足りる。特殊算を学んでしまうと、中学校に入った時に習った方程式を使わずに特殊算を使ってしまう。方程式を学び直さないといけないから二度手間。特殊算は具体的すぎて一般性がない。
肯定派
中学生になり連立方程式を学ぶ時に理解がしやすかった。
型にはまった数学を解く前の、まだ小さな年齢の頃にこういった「頭を柔軟にする問題」を解くのはいい事だ。
特殊算は頭を柔らかくするためのものであって、暗記するというスタンスを取るならば多かれ少なかれ弊害もあるようです。
中学・高校-大学へと繫がっていくかどうかは疑問です。「算数・数学」が好きでなくなる学生も多い。