黄金比と白銀比
西洋の絵画や建築物でよく使われている美と調和を象徴する黄金比(1:1.618…=約5:8)は、私たちが普段やりとりしている名刺にも使われていますよね。
日本の建築物などの美を象徴する白銀比(1:√2=1:1.414…=約5:7)は、 A判とかB判のコピー用紙やノートの縦横の比率です。
こういう話を中学・高校生にすると、次の日からメジャーを持ってあちこち測りはじめるそうです。
測ることが数学の原点ですから。
女性の顔の美しさにも、実は比率が関係しています。(男性も同じ。男女平等)
顎の先端と両方の眉の端を結んだ線の角度が45度なら『美人角』だと言われます。
45度にこだわるかというと、正方形を対角線で折ると45度と45度の直角二等辺三角形ができるでしょう。
これを比になおすと、1:1:√2=1:1:1.414…=5:5:7(白銀比)となります。
部分分数分解のあれこれ
中学受験をする小学生に算数を教えていると公立中学生にとっても少々難しい内容がたびたび登場します。
私が小学生の時は知らなかったと感心する一方、小さいころから勉強漬けな状況になんとも言えない気持ちになります。
中学お受験「部分分数分解」について。
ある分数をいくつかの項の足し算・引き算の形に変えることです。(大半は引き算)
本来は、高校数Ⅱの習得範囲です。(一般的に文字nを使って)
それを数字だけで表したものが中学受験算数です。
①1/6を分解すると、1/2×3=1/2 - 1/3に成ります。分母を2×3と表すのがコツです。
②1/20は、1/4×5=1/4 - 1/ 5 となります。分母を4×5と表します。
小学生の間は、差が1がよく出ます。 差が2の場合は、分解した分数を2で割ります。
中には、3つの部分分数に分解するものもあります。中学生の皆さん「部分分数の和」は解決できますか。
平成30年間で300校増え800超える大学
210校定員割れなのになぜ潰れない?
少子化で子どもの数が減りつつあるにもかかわらず、2019年4月に開校を予定している大学が17校ある。
現在、日本の大学は787校を数える。
(ここでの大学は四年制大学、大学院大学、通信制大学を指す。短大を除く)
したがって、このまま文部科学省が新設大学を認可すれば、800校を超えてしまう。
簡単に認可する理由は?文科省官僚の天下り先確保。
「教授」の席を占めてしまうから優秀な若者のイスがない。ポストドクター(ポスドク)といわれる所以。
中学生の頃、大学院生から聞いて驚いた。
『町中で石を投げたら、大学生に当たる』
じゃぁ、今の時代は何と言われる?・・・すれ違った人は皆大学生。
どこでもいいからと言えば、高校生の大学進学は当たり前で全入ですね。
中学受験「周期算」
赤色、白色、青色のビーズが沢山ある。
このビーズを使って、下のように、まず、赤色のビーズを1 個、次に白色のビーズを2 個、
さらに青色のビーズを3 個という順で、1 本の糸に繰り返し通していく。次の問いに答えなさい。
赤 白白青青青 赤 白白青青青 赤 …(徳島県高校入試)
(1) 左端の赤色のビーズから数えて26 個目と53 個目のビーズの色は何色か、求めなさい。
(2) 全部で154 個のビーズを糸に通したとき赤色、白色、青色のビーズを、
それぞれ何個通したか、求めなさい。
1÷7=0.142857142857142857・・・・・ 200番目の数字を求めなさい。
小学生のお受験問題ですが、高校入試にも出題されます。慣れていないと中学生にとっても解けないことも。高校の『群数列』です。
「等差数列の和」
天才数学者ガウスは、9才にしてすでに等差数列の和の公式を見つけた話が有名です。
ガウスは、すでに3歳のとき石屋を経営する父親の計算を横からチェックしていました。
言葉より先に計算を覚えたと言われています。
ガウスの能力が示しているように、物事に関する習熟は個人差があり、
また、同じ個人でも得意不得意がでこぼこに存在することは言うまでもありません。
小学生・中学生複数同時指導では、上の外れ値を持つ子どもは、浮いてしまい、
ゆっくりと理解し、自分の物にしていける晩成型は置いて行かれ、しんどい思いをするでしょう。
個に応じた指導と対応の大切さを思います。《愛犬:ひなちゃん》
ひなちゃんでも解ける「等差数列の和」・・・ほんとですか?計算できる犬(^_^)/