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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2022/8/13

    計算はできても文章題は苦手
    計算はできるのに文章題になるとわからなくなるのはなぜ?文章題を得意にするコツは?
    文章題がうまく解けない原因はいくつかありますが、文字通り「文章」を理解する力が不足しているということです。小学校低学年の算数は、どちらかと言えば数学よりは国語に近い学問です。

    ①買い物などの日常生活で経験を増やす
    「国語は好きだけど、算数の文章題はつまらないから読みたくない」というお子さまがいらっしゃると思います。本当に算数の文章はつまらないのでしょうか?俳句と同じで、短い文章の中にいろんな要素がギュギュッと詰まっているように思えます。
    不要な要素をそぎ落として究極なまでに磨き上げた文章、それが算数の文章題です。文章が短いから登場人物の花子さんがどんな子なのかわからないしどういう状況で買い物をしているのかは書かれていません。
    算数の文章題に出てくるのは、日常生活でよくある場面です。骨組みがしっかりしているので、多少数値を変えたり登場人物を変えたりしても、その本質は揺らぎません。算数の文章題をお子さまの行動や体験に合わせたストーリーに変えて考えさせてください。
    お子さまと一緒に買い物に出かけたとき、算数の問題を作って考えさせてみると、ちょっとしたことで算数はぐっと身近なものに感じられてきます。
    ★算数の文章題をお子さまの行動や体験に合わせる
    ★買い物でお子さまを登場人物にして問題を作る。
    ★紙に書くなど具体化してみる。
    算数の文章題に興味がわいてきたら解くためのコツを身に付けましょう。
    ②「文章に書かれていることを紙に書き出して、整理していく」方法
    これは絵でもいいですし、文章や表でもいいです。自分が好きなやり方で、文章で書かれていることを自分にとってわかりやすい形に分解し、整理して理解する方法です。低学年のお子さまだと絵でかいてみることがやりやすいかもしれませんね。頭の中で考えていることを見える化することで、文章の内容が整理されてわかりやすくなります。

    低学年よりは高学年で文章題を解けるようになる重要なコツですが、こういう見える化習慣は低学年のうちに育てておくことが大切です。この見える化習慣がついていれば、難しい文章題に対しても苦手意識を持ちにくくなります。中学に入り数学を学ぶようになってもこの力は利用でき、近年出題が目立っている思考力問題といわれる読解力が必要な問題を解く力につながっていきます。
    徳島市・個別指導塾サクシード(小学生・中学生・高校生の個人塾・算数塾・数学塾)塾長

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    2022/8/11

    日本の科学技術がダメすぎるわけ
    人口が減少していく中、経済が復興するカギはイノベーションしかない。イノベーションを生み出せなくなった日本企業。危機に直面するエレクトロニクス産業日本の科学が危機に瀕している。科学の中核をなす物理学や分子生物学の日本におけるアクティビティが今世紀に入って低下し始めた。主因は担い手である研究者の減少による可能性が高い。「近年日本人は、ほぼ毎年ノーベル賞を受賞している。自然科学部門での数は21世紀に入ってから米国についで世界2位ではないか」といぶかしく思う方もいるだろう。ごく少数の例外を除いて、その受賞は20年以上前の研究成果に基づくものだ。

    2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんも、受賞の会見で日本の基礎科学への研究費不足を挙げ、「日本の科学は空洞化する」と、危機感を表明していた。科学から連なるサイエンス型産業も衰退の一途をたどっている。かつて「科学立国」「技術立国」と呼ばれ、世界をリードしてきた日本は、その存在感を急速に失いつつある。日本のお家芸だった半導体や携帯電話をはじめとするエレクトロニクス産業の国際競争力は急落し、その生産額は最盛期の2000年から半減し世紀のサイエンス型産業の頂点に位置する医薬品産業も、日本は2000年初頭に国際競争から脱落してしまった。

    日本のハイテク企業からイノベーションが生まれなくなったことを意味する。日本社会は旧来の産業モデルに固執して、周回遅れで世界から取り残されている。リスクに挑戦する力を失い、研究・開発で創造してきた多くの新技術を経済価値に変えることに失敗したのである。
    エレクトロニクス産業のみならず医薬品産業の大企業までが、その「中央研究所」を次々に閉鎖・縮小し、働く優秀な科学・技術者たちが配置転換を余儀なくされようとしていたからだ。日本企業の中央研究所は80年代においては最先端の研究をもとに数多くの技術革新を生み出してきた。

    当時の日本では、国全体の研究費の8割は民間企業が拠出しており、大学の研究はイノベーションにほとんど寄与しなかった。企業の研究こそがイノベーションのエンジンだった。90年代後半に入って、研究から手を引くことを一斉に決めた。日立の基礎研究所、NTTはもとよりNECやソニーなどの中央研究所も内部から傷ついていった。そして10~20年後には、日本の科学もサイエンス型産業も目に見える形で零落し、日本は確実に世界に取り残される……。

    では、沈みゆく船を救うための航海に出ることにしよう。
    我が国の研究開発費は、2014年には総額で18.9兆円であり、米国、中国に次いで世界第3位であった。研究者発意型の基礎研究を支える研究資金を維持発展させるとともに、研究者の有期雇用の改善・雇用形態を変えていかないと、日本の未來は明るいものではないと思われます。
    なぜなら、『基礎研究』はすぐに結果(カネ)が出るものではないが、やがて(いずれ)他の分野の多大な成果に寄与することが多いからである。
    《引用文献 : 山口栄一『科学立国日本の危機』、『日本学術会議提言』》
    徳島市・個別指導塾サクシード(小学生・中学生・高校生の個人塾・算数塾・数学塾)塾長

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    2022/8/9

    真面目なのに勉強の成果が出ない人
    ズボラな人は肩の力を抜いている。

    「参考書のすべてのページに目を通さなければ」「毎日のノルマを達成しなくては」……このように、まじめな人ほど完璧にやり遂げることを目指しがち。反対に、ズボラな人ほど肩の力を抜いていて、自分自身を追い込みません。
    こうした勉強に対する態度の差も、成果に関係があるのです。意気込みが強すぎると、かえって勉強が長続きしなかったり、集中力が途切れたりしてしまうのだとか。
    その理由は「ウィルパワー」を消費してしまうことにあります。ウィルパワーとは「意志力」のこと。たとえば、我慢して無理な勉強を続けると、ウィルパワーを大きく消費してしまうため、勉強に意欲を注げなくなってしまいます。肝心なのは、ウィルパワーを節約する緩い勉強を維持することなのです。
    勉強に対する「好き」や「嫌い」などの感情も、成果に関係があります。まじめな人がやりがちな「頑張りすぎる」勉強はときに苦しく、ストレスの要因にもなりかねません。感情が脳に与える影響について、嫌だという気持ちがあるとストレスホルモンが分泌され、記憶を司(つかさど)る海馬や前頭前野の脳細胞が萎縮します。

    反対に、好きだと思うとストレスが減り、脳は本来の機能を伸び伸びと発揮できます。海馬の近くに位置して感情を司る扁桃体(へんとうたい)が、海馬の脳細胞に影響を与え、記憶の定着を強めます。苦痛な勉強はしない。楽に勉強する…ズボラな人のそんな態度は、勉強を嫌いにならないためにもストレスを回避するためにも、大事なことだったのですね。
    (参考文献:NIKKEI STYLE) 徳島市・個別指導塾サクシード(小学生・中学生・高校生の個人塾・算数塾・数学塾)塾長

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    2022/8/7

    数学の証明とは
    数学でいう「証明」とは一般的な「説明」とはちがいますし、「科学的証明」ともちがいます。数学の証明とは、以下2点の特徴をもつものをいいます。
    ①数ある推論方法のなかでも「演繹」だけを使う。
    ②すべての場合に当てはまるように「一般化」をしなければいけない。

    人間が未知の事柄を予想する手段というのはいろいろあります。
    ◆経験(ひとりの女にだまされた→女には気をつけねばならない)。
    ◆類推(チンパンジーは共同で狩りをする→初期人類もそうだったにちがいない)。
    ◆仮説形成(会社の売り上げが悪い→接客が原因だと仮説を立てる)。
    ◆帰納的推論(ある遺伝子異常をもつ100人がみな同じ病気だった→この遺伝子異常が病気の原因である)
    ◆演繹的推論(人間はみんな死ぬと仮定する→陽太は人間である→よって陽太は死ぬ)

    わたしたちは日頃、これらの予想手段を区別することなく使っています。
    しかし数学の証明においては、演繹的推論以外は「不確実な手段だ」として切り捨てるのです。
    演繹以外の手段がどうして不確実なのか、実際に証明方法を比べることで見てみましょう。たとえば「三角形の内角の和は180°である」という事柄を、「類推」「帰納的推論」「演繹的推論」の3通りで証明してみます。

    ①《類推による証明》(問題)三角形の内角の和は180°であることを証明せよ。証明)正三角形を書いて角度を測ったらすべて60°だった。60+60+60=180 なので、正三角形の内角の和は180°である。三角形はみな、正三角形と似たようなものである。よって、三角形の内角の和は180°である。
    この証明に納得できますか?「三角形はみな正三角形と似たようなものである。よって……」の部分が、つっこみどころ満載ですね。だから類推による証明は、いくらでも反論可能ということです。
    ②《科学的証明(帰納)》帰納的推論で証明してみましょう。この帰納的推論をつかった証明がいわゆる科学的証明というやつです。(問題)三角形の内角の和は180°であることを証明せよ。(証明)三角形をランダムに1万個作って角度を測ったら、その内角の和はすべて180°だった。証拠は十分である。よって、三角形の内角の和は180°である。
    この証明はどうでしょう?たいていの人は納得するかもしれません。しかし疑り深い人が「1万1回目は180°じゃないかもしれない」と言い出すかもしれません。じゃあ10万回試したところで、10万1回目は?となってしまいます。このように、科学的証明というのは「絶対にそうだ」とは言えない証明なんです。「見たかぎり、試したかぎりではそうだった」としか言えないんです。これが帰納という推論方法の限界です。
    ③ 演繹的推論による証明、つまり数学的証明を見てみましょう。(問題)三角形の内角の和は180°であることを証明せよ。(証明)平行線を引き、またそれぞれの角度を a , b , c とする。平行線公理を認めれば、平行線の錯角は等しいので、b=b′ , c=c′…①また一直線は180°なので、a+b′+c′=180…②。①②よりa+b+c=180よって、三角形の内角の和は180°である。演繹という方法は「なぜそうなるのか」という理由を既知の事柄にさかのぼってちゃんと説明できるんです。 参考資料【数学の証明のしかた】 (発見的教授法による数学シリーズ[ 秋山仁 ])
    徳島市・個別指導塾サクシード(小学生・中学生・高校生の個人塾・算数塾・数学塾)塾長

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    2022/8/5

    ジム・ロジャーズ氏 「次の大暴落で最もひどい影響を受けるのは日本だ」
    『あなたが10歳だったら日本から逃げるか、AK10-47(携帯用の自動小銃)を使えるようにしろ』
    日本が大好きな同氏は、つねに若い世代を心配しています。
    ■「巨額のお金を刷ったツケ」は若い人たちに。
    「世界の中央銀行は信じられない額の通貨を発行し、大量の株や債券の買い入れのために巨額の資金を使っている。コロナ以降の経済回復は早かったが、これだけの巨額の資金を使えるのなら、誰もが楽しい時間を過ごせるだろう」
    「お金を印刷し続ければ続けるほど、次の大暴落は、よりひどいものになる。そして、数多くの国家が痛手を負うことになるが、その中で一番ダメージを被るのは日本になる
    なぜなら、日本の出生率は低く、外国人をほとんど受け入れておらず、日本銀行は今もなお大規模な緩和を続けているからだ。巨額のお金を刷れば、それだけ通貨の価値は下落する。そして、円安のデメリットは、若い人に対してより重いものになる」、「コロナ給付金」、「Go Toキャンペーン」など、大規模なバラマキに思うところがあった人もいるでしょう。
    ロジャーズ氏はその中でも異例の長期にわたる日本の金融政策について心配をしています。これだけの緩和を続けてきた先進国の中央銀行は過去にないからです。「日銀が緩和を続ける限り、円安は続き、いずれ日本国内の誰かが、これほどまでの円安は健全ではないと気づくだろう。どこかで日銀もスタンスを変え、利上げなどの金融引き締めを実施するだろう。だが、そのときには、わずかな引き締めでは足らず、日銀は信頼を勝ち取るために何度も利上げをしなければならなくなるだろう。そのことは、多額の債務を有する日本には大きな試練となる」
    ■「金利上昇」「円安」「物価上昇」の悪循環の懸念
    「日本の将来を考えたとき、ものすごい勢いで子供を増やすか、移民を受け入れるか、とんでもないスピードで借金を減らすなどしない限り、この先も安全で豊かな社会が長く続く見通しは絶望的だ。このまま、若者が減って高齢者が増え、社会保障のサービス水準が変わらないとすると、数少ない若者に重税を課さない限り、借金は増え続けることになる」「このまま何もしなければ、日本には恐ろしい未来が待っている。すぐに消滅することはないが、経済破綻した他国と同じように、外資に買われまくる運命をたどるだろう。
    大多数の中間層は、今よりも貧しくなる。そうすれば、おそらく現在のような穏やかで豊かな社会は維持できなくなる」
    シンガポール在住の身からすると、日本の算数教育などは先進諸国と比べても優れていると感じます。
    ロジャーズ氏が言うように、得意な分野を伸ばして、思い切って海外に飛び立つことも有効のはずです。
    安倍は亡くなりましたが、日本を壊してしまったのかもしれません。取り巻きの自民党議員・統一協会と悪の政商・竹中平蔵(パソナ会長・オリックス取締役)たちとともに。《参考資料 : 東洋経済オンライン》 徳島市・個別指導塾サクシード(小学生・中学生・高校生の個人塾・算数塾・数学塾)塾長

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