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  • 小学生・中学生・理科

    2020/08/05

    「なぜ学校で数学・理科を勉強するのか」№3
    「では、そういう人は科学を勉強する必要がないのではないか」と考えるのが普通だと思います。しかし正確には「結果的に科学を勉強する必要がなかった」と言うべきです。この点が非常に重要です。つまり「勉強する必要がない」ことと、「勉強する必要がなかった」ことの違いです。

    ここで考えたいのが、高校のときに自分の人生について完全な見通しがあるという人がどれくらいいるのかということです。あまりいないのではないか、と私は思っています。

    卑近な例ですが、とても自動車が好きな友人がいます。その友人は科学が基本的に苦手なのですが、大学選びのときに自動車を学ぶのには科学の知識が必要だということを知り、高校の後半から数学・物理を勉強して、理系の学科に入学したそうです。

    その友人が中学・高校で科学を教えられていなかったらどうなっていたか、ということですが、科学への非凡な適正と相当以上の勉強量が無ければ、理系学科の受験は諦めることになっていたでしょう。その友人は大学受験のことを考えるまで、ろくに科学を勉強していなかったそうです。

    彼は結果的に「科学の勉強が必要だった」ということになりますが、中学や高校の段階で、科学の勉強が必要かどうかをどうやったら判断できるのでしょうか。中学・高校で科学を勉強していなくて、彼のように急にその勉強が必要になったとしたら、それから勉強を頑張っても、ほとんどの場合、現代社会の技術に求められるだけの知識を身に付けるのは困難でしょう。

    科学に限らず、基礎学力をつけるのはとても時間が掛かることです。必要だと気付いてから勉強しても遅いのです。将来がどうなるか分からないから、とりあえず勉強しておかなければならないのです。
    次回④に続く

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  • 小学生・中学生・理科

    2020/08/03

    「なぜ学校で数学・理科を勉強するのか」№2
    さて、本題に入る前にちょっと考えてみます。いま皆さんはこのブログをどのような形でご覧になっているでしょうか。多くの場合は、パソコンかスマートフォンだと思います。

    ではそのような情報媒体は、何で出来ているのでしょうか。金属とプラスチックと半導体、という話ではありません。簡単に言うと「数学と物理学で出来ている」ということになります。その動作の全てを数学と物理に基づく電子制御に頼っています。素材は化学の知識をフル活用して作られています。

    パソコンやスマホだけではありません。テレビも自動車もエアコンも、全て数学や科学の計算に基づいて動作しています。そして生活用品の多くの物が工場で作られ、工場にある製造機械もまた、数学と科学によって動きます。

    現代の社会では数学と科学がなければ成り立っていないものなのです。(めんどくさいので、これ以降、「科学」=「科学+数学」の意味で使います)日本の主力産業は情報通信業や製造業であるとも言われています。ひとつ注意しておきますが、理工系の人間はよく「科学こそ至高」というようなことを言いますが、私はそういう考え方はしていません。科学を使ってどんなにすごいものを作ろうと、それを使いこなす人がいなければ意味が無いからです。商売が上手かったり接客が上手かったりするのも重要な能力です。

    残念なことに私にはその適正は無いわけですが…。喋るのが上手だったりしてそれが強みになる人の中には、実際に科学と全く無縁の仕事をして、全く無縁なままの人生を送る人もいて、その人たちも社会にとって重要な役割を担っています。
    次回③に続く

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  • 小学生・中学生・理科

    2020/08/01

    「なぜ学校で数学・理科を勉強するのか」№1
    中学校で「5教科」といえば、国語・数学・理科・社会・英語ですね。国語はもちろん、日本語のことですが、これができないと日本で生活するのは大変です。日本語を学ぶのは非常に大切で、最も重要視している科目でもあります。

    そして、社会。これは歴史や地理や現代社会について学ぶものです。現代社会がどのような状況にあり、自分がその中のどのような立場に置かれているかを理解する上でとても重要です。自分の立ち位置を理解するからこそ、その先に何をしたいか、何をすべきかを考えられるのだと思います。

    英語はもう小学校での教育も義務化されていますが、世界公用語のひとつであり、日本のとても仲の良い国が使っている言葉でもあるので、英語を学ぶのは、当然と言えば当然です。

    さてここで、数学と理科です。現代社会では、ほとんどの人が高校に進学し、高校でも数学・理科を学びます。私はもともと、数学も理科も好きだったので、学ぶのが苦にはなりませんでしたが、それでも中学校の頃から「なんのために?」という思いはありました。よく言われる学ぶ理由は、「論理・数理的思考力を身に付けるため」ということです。この意見には私も賛成ですが、学ぶ理由の全てではないと思っています。

    それだけが理由なのであれば、高校に入ってまで勉強する必要はありません。高校でやるような小難しい公式塩基配列を憶え込むよりも、論理パズルや数理パズルを解きまくるほうが思考力だけは身につくと思います。高校に入ってからも勉強する理由は別にあります。
    次回№2に続く

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    2020/07/30

    青少年の未来を憂う
    布マスク約8千万枚 『配布時期の延期を検討』 「政府が今後さらに布マスク約8千万枚を、介護施設や保育所、幼稚園など向けに配る予定であることが厚生労働省などへの取材でわかった」
    と朝日新聞が報じています。
    お役人が電話をかけ、相手の施設から断られて困っているとか。冗談かと思います。菅「継続配布は有意義」安倍晋三以外にアベノマスクをしてる人など1人として見たことがないけど、安倍はムキになっちゃったみたいで、さらに100億円単位の税金を投入してアベノマスクを8000万枚も追加配布するという。この方が日本を率いるトップの座にいるという悲劇!
    安倍はこれまで年頭所感で「アベノミクスの暖かい風を全国津々浦々へお届けいたちまつ」などと言って来たけど、この7年間で全国津々浦々にお届けしたのって「使い物にならないアベノマスク」と「Go To トラベルによる新型コロナウイルス」だけかも。究極の税金無駄使い。備蓄に回すことになりそうだが、備蓄すればまたカビだらけになって使い物にならないのでは。率直にアベノマスクは間違いだったと謝罪すれば良いのに。
    アベノマスクの総予算:970億円
    アベノマスクの検品費:8億円
    大学生への支援:7億円
    どうして、小中学・高校・大学生の手厚い支援に回さないのだろう。税金の使い方が間違っていますねっていうレベルを超えているかも。生徒さんたちが成人すれば、ふさわしいリーダーを選んでほしいと願っています。

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    2020/07/27

    「本を読むより物を作れ」:ノーベル賞導いた恩師の言葉
    ノーベル物理学賞の受賞者である中村修二さんが、感謝を捧げる恩師が徳島市にいる。大学時代の指導教官だった多田修・徳島大名誉教授だ。多田さんは教官時代、旋盤加工などを得意とする「実験屋」。学生の中村さんには「難しい本を読む時間があったら手を使って物を作れ」と、実験の大切さを説いていた。

    そんな姿勢に対して、当時の中村さんには反発心があったという。多田さんの言葉の重みに中村さんが気付いたのは、日亜化学工業に入社後だった。論文を読んでも製品づくりに結びつかない。「いつになったら製品ができるのか」という重圧がかかる中、実験に活路を見いだして、赤色LEDに使う結晶の開発につなげた。

    「多田先生の言うことは合っていた。それからです。先生に教わって良かったと思うようになったのは」そこで教え込まれた実験の重要性が、偉大な賞へと導いたといえるでしょう。
    さて、「学び」についての重要性はどうでしょうか。教育や学習のあり方に思いをめぐらせてみると、むしろ、「本を読む」=「講義を聴く」ことに重きを置くような教育・学習が主流ではないでしょうか。解説を理解することは、学びにおいて大切な要素です。だからといってテストで良い点数を取ることはできません。
    ネットでは、優秀な教育系ユーチューバーもたくさん出てきました。なるほどそういう優れた証明方法もあるのかと感心しても、テストのプリントを前にして、鉛筆を持つ手が固まって動かない…ということは再々あります。
    つまり、塾ではどれだけ多くの問題を解いたか?演習をしたかということが、良い結果につながります。個別指導塾サクシードでしっかりと問題数をこなしていきましょう。

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