県基礎学力テストへの挑戦
9月から実施される県基礎学力テスト、中学3年生(1.2年も)にとって大きな目標のひとつです。地域の上位校を目指す中3生は、平日は5時間以上の家庭学習を、土日は毎日7時間以上の勉強に挑戦してください。
若い体力のある時期はそれだけの時間を学習に取り組んでもなんともないはずです。「夕食・入浴・トイレの生活時間」を引き算しても、たっぷりと時間はあります。この基礎学力テストで希望高校にふさわしい点数をとるために、教科の取り組みをお伝えします。
数学に充てる時間は、取り組む時間の半分以上です。数学は暗記することは最小限で済みます。その代わり与えられた条件から正解を導き出す訓練が必要です。「数学は訓練か?」と言われますが、多様な問題に慣れることから、自分なりに楽に解ける手法が使えるようになります。山へ登るルートが複数あるように。様々な解法を積み上げることが遠くて近い道のりになります。
理科は、数学の基本(足し算・引き算・かけ算・割り算の四則計算)さえできれば、第1分野のパスカル計算・密度計算など簡単に解けるはずです。
第2分野は暗記です。「なぜ・どうして」を意識し、「紙に書く」「発音する」etc.五感をフルに使いながら、繰り返し学びなおすことが良い結果につながります。社会科も時代背景や出来事を考え、理解をすることも大切ですが、「暗記」です。繰り返しますが、いちばん手間のかかる「書く」「書く時の手の感触」「書いた式や語句を目で見る」「読む」「読んだ声を耳で聞く」この五感を感じて自分の物にすることができます。
中指に「鉛筆ダコ」ができないと本物ではありません。英語はなおさらです。生まれた時から両親からどれだけの言葉を話しかけられ、毎日の生活で口にする(発音)言葉は膨大です。だからこそ、テキストを何十回も読んで読み込み、単語はコピー用紙を使い表裏にしっかりと書き込んで(一日20枚)、文法は自然とついてきます。日本語を話すときに、文法を考えながら話していますか?
今の生徒に欠けているものは、「手間を掛ける」ことです。楽なことを考えず、流されず、惰性に陥ることなく良い成果を上げられるよう期待しています。
学問に王道無し。
《子どもたちの未来に、責任を持つ政治を望む》
アベの政治は、標高600mの高尾山にもまだ登ったことがないのに、「必ずやエベレスト山に単独登頂する」と言い放ち、その結果を全く検証されないまま、今度は「北極点に到達することをお約束します」「そのためにあらゆる手を尽くす」と言って、私邸でソファに寛ぎ、紅茶を飲みながら犬を撫でているだけのこと。
「いつ登るんだ」と批判する人は、別に偏った思想がなくても「こんな人たち」と言われ、責任を問われても、アベは「責任を痛感している」と言うだけ。
税金が投入されているにもかかわらず、登頂計画は幽霊会社に中抜きされているか、ネパール政府には「これで登ったことにしてね」とお金がバラ撒かれる。公表を求めた登頂計画は黒塗りで、後になって「登頂するとは言ってない」と否定し、その文言に沿って公文書は改竄。
「ぼくの契約相手は国民」と常々言っていた律儀な職員は自死し全てウヤムヤ。
なにげにここ数年間という日常が過ぎていきますが、こんな国政は経験がありません。
だれかさんが、在職最長記録を作ろうが、そんなことは庶民の生活とはほど遠く、関係がないように思います。
(右寄りでも左寄りでもない塾長)
これを知る者は、これを好む者にしかず。
これを好む者は、これを楽しむ者にしかず。(論語)
(理解しているということは、好きだということにはかなわない。好きだということは、楽しむこと・満足していることにはかなわない)
この言葉は、仕事や勉強などの場面で使われ「なるほど」と思わせられます。確かに「知識がある」状態より「好きだ」「楽しんでいる」という状態の方が、何によらず伸びていく経験は誰しもあるでしょうから。
何事においても、嫌々していたのでは進歩も向上もなく、成果も上がらない。見ている方まで辛くなります。
「好きこそ物の上手なれ」
物事の知識がある人であっても、好きな人には叶わない。さらに、好きな人であっても、それを楽しんでいる人にはかなわない。楽しむことができれば、ストレスもなく、能率も上がります。
まずやってみる。そして、モノゴトを深く知ることが出来れば「好む」段階になり得ます。
与えられた学習課題を素直に受け入れ、興味・熱意、そして強い意志を持って、一心不乱に継続してみることが、大事なのではないだろうかと思います。
「セレンディピティ③」
「コカ・コーラ社のコカ・コーラ」19世紀半ば、薬剤師ジョン・S・ペンバートン博士がヨーロッパで人気があった薬用酒「ビン・マリアーニ」を真似て、「フレンチ・ワイン・アンド・コカ」という商品を開発しました。ワインにコカの成分を入れた「フレンチ・ワイン・アンド・コカ」は人気を集めたのですが、まもなく禁酒法が施行され、この製品は販売禁止になります。
ペンバートン博士はアルコールを使わない製品の開発に力を入れますが、上手くいきません。ある時に水と間違えて炭酸水を入れたところ、今までにない味の液体が出来上がりました。ペンバートン博士は、これは売れると考えて製品化したのが、現在のコカ・コーラの起源なのです。
セレンディピティに必要なものこれらの事例を振り返ると、共通して言えるのは「変化に気付き、新しい価値観を受け入れる力があった」ことです。
偶然が起きる場を用意するには現場で数多くの試行錯誤が必要です。そのことを前提として偶然生じた反応を見落とさないこと。見落とさない能力が大きな発見に繋がるのです。
学びも、精一杯の努力を重ねていく中で、ぱっとひらめく突破口が見えることがあります。当たり前ですが、小中学生は努力また努力を続けていきましょう。
ちょっと一息・・・「セレンディピティ②」
「Twitter社のTwitter」
Twitter社は、もともとオブビアウス社と名乗っており、Twitterがメインの商品ではありませんでした。
Twitterを開発した2006年当時もオブビアウス社という名称のままで、Twitterはあくまでも同社の1製品という位置づけでした。
しかも、Twitterは社員が遊びで作ったショートメッセージの交換ツールだったのです。それが社内で人気となり、これに気付いた幹部が状況を調べると、このツールに中毒性があることを発見します。
改良を重ねられ商品となったのがTwitterで、短期間で世界中に爆発的に普及します。
社内の遊びに成長性を見出し、それを本格的に改良して商品にした点は、注目に値すると思います。