完全個別指導について
①メリットひとりひとりに合わせて指導がきめ細かい
集団授業では黒板などを使ってまとめて多くの生徒に指導します。対して、個別指導では一対一の指導を基本的には行います。生徒の疑問にとことん向き合って解消したり、得意な分野は軽めにして苦手な分野に時間をかける、といったように、進め方を調整しています。特性に合わせて、一人一人に合わせた指導が可能となります。生徒の性格や理解度・現在の力を把握することで効率的に学習を進めることができます。
②講師と生徒の信頼関係が築きやすい
集団授業では、先生一人に対して生徒ひとりひとりのコミュニケーション時間は限られます。生徒が多ければ多いほど、さらにひとりひとりに向き合うことは難しくなります。対して個別指導では、毎週決まった時間だけ一対一の指導を行うため、生徒と講師の距離は自然と縮まっていきます。指導は講師と生徒の対話によって進むので、生徒と講師はお互いの性格を把握しやすく、信頼関係を築きやすいのです。信頼関係があれば指導がスムーズに進みますし、また学習上の悩みなどを話しやすくなり、学力向上以外の面でも、サポートできることが増えてきます。
③わからないままどんどん進んでしまう危険性が低い
集団授業で一番怖いのは、「わからないままどんどん授業が進んでしまうこと」です。せっかく時間を割いて授業を受けているのに、わからずにいては何のために塾に来ているのかわかりません。個別指導なら、生徒がつまずいた部分で立ち止まり、理解できるまで説明してから進むことができます。
④生徒がもともと得意な分野にかける時間を短くできる
全体の帳尻を合わせることもできるでしょう。「できる人」にとっても集団授業は足枷になる場合があります。学校の授業と同じで、もう少しレベルをあげてほしいと思っても、集団授業の場合は全体の理解をある程度は確保しないといけないのです。
⑤個別指導のデメリット
個別指導のデメリットは、価格が高めです。生徒複数人で1人の講師を共有する集団授業に比べると、1人の生徒で1人の講師を独占する個別指導は人件費がかさむため、個別指導の方が値段(月謝)は高くなりがちです。一般的に個別指導の方が指導がきめ細かいため、サービスの質に応じて価格も上がるという考え方もできます。「サービスに見合った適正な価格か、サービスに見合わない割高な価格か」という判断基準をもって判断していただきたいと思います。
マンツーマンとはいえ、
まれに、保護者様・生徒さんとの個性・相性が「合う」「合わない」ということがあるのも事実です。そのような時には思い切って退塾してください。
小学高学年~高校1年までなら「合う」塾を探す時間は十分間に合います。
家で勉強に集中する方法
「家で勉強したいのに集中できない」と感じたことはありませんか?誘惑に負けてしまうと気持ちがどんどん勉強から遠のいてしまい家で集中して勉強することがとても難しいことのように感じてしまうのです。
1.トリガーを作る
トリガーとは、「コレをしたら勉強モードになる」というような、勉強に集中するきっかけになる行動を指します。すぐに効果が出るものではありませんが、何度も繰り返していくうちに習慣となり、周りの環境に左右されず、勉強に集中できるようになります。具体的な行動としては、「部屋着から私服に着替える」「勉強机に座る」「コーヒーを飲む」など、自分が進んでやりたくなるような行動をトリガーにすることがおすすめです。
2.学習計画を立てる
勉強をしようと思っていても、「今日、何を勉強するか」が曖昧だと、勉強に対する意欲がわかない上に、いざ勉強を始めても集中しづらくなってしまいます。計画を立てることで、さらに「今日勉強しないと計画が崩れてしまう」「明日やらなければならないことが増えてしまう」と焦りが芽生え、勉強に集中しやすくなります。
3.スマートフォンは別室に置く
勉強時間や勉強内容を記録するために、スマートフォンを近くに置いて勉強する人も多いと思いますが、勉強中にスマートフォンを近くに置いておくことは集中力の低下につながります。実験では、スマホを使わなくても、机上に置いてあるだけで学習意欲が低下し学力の増進はみられなかったそうです。
4.勉強部屋に置くものは必要最低限にする
家には、勉強の妨げとなってしまうマンガやゲームなどさまざまな誘惑があると思います。日頃は全く気にならないものであっても、突然興味が湧き、勉強に集中できなくなってしまうということもあると思います。そういったことを起きないようにするためにも、勉強部屋には必要最低限のものだけを置くようにしましょう。
数学は
①規則の学問
②例外を嫌う
③矛盾がない
中学生の定期テストの存在理由
◆学力定着のため1つ目の理由は「学力定着のため」です。知識はインプットするだけではなく、テストなどでアウトプットすることで初めて自分のものになります。定期テストは、学習したことの復習やきちんと理解できているかなどを確認する意味があります。また、定期テストが勉強する目標になり、学習したことを復習するモチベーションにもつながります。
◆成績評価のため2つ目の理由は「成績評価のため」です。中学生の各教科の成績は、定期テストの結果でほとんどが決まります。特に、主要5教科(国語、数学、社会、理科、英語)は、定期テストの内容が成績に大きく影響します。
◆高校進学のため3つ目の理由は「高校進学のため」です。定期テストでつけられた成績は、高校進学時の内申書に影響します。特に、公立高校の合否判定は、内申書に大きく左右されます。1年生の定期テストの成績も内申書に影響があるので、1〜3年生のときに頑張るのではなく、早めによい成績を目指すことが大切です。
◆積み上げ型の教科
積み上げ型の教科は、英語と数学です。たとえば数学は、1年生で学習する正負の数や2年生で学習する1次関数が理解できていないと、3年生のときに出てくる2次関数を理解できません。英語の場合、1年生で勉強する助動詞が2〜3年生のときに当たり前のこととして教科書に掲載されています。このように英語と数学は低学年時の学習内容が知識として定着していないと、授業の内容についていけなかったり、テストで悪い成績を残してしまったりするので、注意が必要な教科です。
◆暗記型の教科
暗記型の教科は、社会、国語、理科です。たとえば社会は、1年生で出題される日本史の内容を覚えていなくても、2〜3年生の日本史は理解できます。国語と理科は暗記型と積み上げ型の両方の面がありますが、暗記型の要素が大きいといえます。暗記型の教科であれば、過去の苦手な部分が残っていても、新しい知識を習得することで理解できるようになります。
デカルト先生は天井を這う蜘蛛を見て座標の概念を思い付いた。
私は天井を見ても何も新しい発想が生まれてこない。
文章が苦手な人ほど完璧に書こうとする。
そして好きになろうとする。
しかし読者は作成者に完璧は求めてない
数学の証明問題
数学で記述力って必要ですか?求める過程を書く問題をおさえる!部分点を取りにいく。わかりやすい字を書く。記述力と聞くと、国語や英語など言語系教科のことを思い浮かべるかたもいらっしゃることでしょう。数学の入試でも記述問題は出題されます。2022年の公立高校入試では9割近くの都道府県で何らかの記述問題が出ました。記述力が必要な問題パターンは、「証明問題」。問題で与えられた条件を使って論理的に結論を導き出します。次に、「答えを求めるまでの過程を書く問題」。自分がどのように考え、どのような計算をして答えを導いたのかを解答欄に書くというものです。多くの受験生が解答できる計算問題や解答だけを答える問題で差がつかない場合、この記述問題が得点できるほど合格に近づくといえます。
【三角形の合同・相似の証明】1.証明する2つの三角形を書く2.問題文などからわかる根拠となることがらを書いて、合同条件(相似条件)を書く3.結論を書く証明は中学で初めて学習するものですから、誰もが最初はうまく書けません。模試やテストの証明問題で思ったような点数がとれなかったお子さまには、上の3ステップをしっかり意識して書くように意識してください。
①証明の書き方がまったくわからないというお子さまは、参考書や問題集にある証明の基礎問題の解答をそのまま写してみるところから始めてみましょう。自分の中で3ステップが消化できて証明の流れがつかめてきたらゼロから書いてみて、不足しているところがないか、必要な用語がちゃんと書けているかなどに注意して解答と見比べて練習を重ね、徐々に応用的な問題に取り組んでいきましょう。
②求める過程を書く問題をおさえる!答えを求めるまでの過程を書く問題では、自分の考えをいかに採点官にわかってもらうかが大切です。計算の途中式を書くだけではまだ不十分です。「求める直線をy=ax+bとおくと……」や「△ABCの面積を求めるための高さは……」というように、なぜその式を立てるのか、なぜその計算をするのかという理由を書くくせをつけましょう。採点官はあなたが何を書こうとしているのかを読み取ることができます。
③部分点を取りにいく。わかりやすい字を書く。解いている途中で、わからなくなってしまったり、時間がなくなったりするかもしれませんが、そこであきらめずに何か書きましょう。証明問題では、合同条件や相似条件の1つが書いてあるだけでも部分点がもらえる場合があります。また、答えを求めるまでの過程を書く問題では、いくつかあるステップの1つだけでもできていると部分点がもらえることがあります。
④採点官に伝わるように字はわかりやすく書く。美しい字であることよりも、誰もが読めるわかりやすい字で書くことを意識します。自分の字がわかりやすいかどうかを周りの方に見てもらうのもよい対策ですね。採点官にアピールする姿勢が大切です。
「答えがあっているから、まあいいだろう」と考えているうちは、数学は伸びない。
なぜなら、数学は細部が大事だからだ。
ひとつひとつのネジをしっかり締める、という感覚が数学を考えるうえでは大切。
5教科の勉強のポイント
国語
国語は漢字や文法などを覚えることも重要ですが、最も力を入れなければならないのが読解力です。まず漢字や文法の覚え方についてからお話すると、インプットよりもアウトプットを重視して勉強してください。簡単に説明すると、インプットは読むだけで、アウトプットは読んだ覚えた内容を書いたり声に出して発することです。インプットするだけでは覚えることは難しいでしょう。読解力についてですが、読解力は全教科に通ずるものがあります。読解力がなければ、どんな問題でも読み取ることができず、答えを導くことができなくなってしまいます。たくさん本を読むことで解決できます。簡単な本や自分が興味のある本を選んで読んでみてください。本も習慣化することで抵抗がなくなってくるでしょう。
英語
英語はまず暗記から始めていきます。最低限の単語や文法が定着していなければ何を書いているのか全くわかりません。まずは教科書に載っている単語や文法を暗記しましょう。覚え方は書いたり発音して覚えることが大切です。英語は発音も重要となりますので、実際に口に出して読みましょう。教科書に載っている例文を定着させることで理解できるようになります。わからない単語が出ても、知っている単語から読み解くことができるでしょう。
数学
数学は積み上げの教科です。小学校の算数からずっと積み上げていくことが大切です。その単元だけでなくその前の単元も理解できていないことが多いです。二次関数が全くわからなければ、その前の一次関数が理解できていないということになります。その前の単元に戻ることで解決できるでしょう。小学2年生は九九や足し算引き算の筆算など数学の基礎も基礎が詰まっています。すばやく解けるようになれば数学は伸びていきます。数学は積み上げの教科です。わからない問題をそのままにしていれば次の単元は全くわからなくなってしまいます。わからない問題はそのままにせず、前の単元に戻ったり何度も問題を解いて解決しましょう。
理科
暗記が重要となります。暗記の仕方は同じように書いたり口に出して読んだりして覚えましょう。そして、その上で学校の問題集などを使ってたくさん問題を解いていきましょう。理科は学校の問題集を理解することでテストの点数は伸びます。公式などを覚えるだけでは問題を解けません。公式を実際に問題に当てはめることでその内容は定着するでしょう。
社会
社会は暗記が全てです。いかに効率よく暗記できるかで勝負が決まります。暗記の仕方はやはり書いたり口に出して読んだりすることで効率的に覚えることができます。歴史は重要語句を覚えるだけでなく、流れも覚えなければなりません。ただただ暗記するよりも、その時代時代を理解してから次の時代へ進んでいきましょう。
『五感を使う』ことができるかどうかで、勝負は決まります。