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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/12/15

    成果を引き出す「85の法則」とは?
    保護者が知っておきたい効率的な学びの秘訣
    子どもの学習において、「頑張りすぎること」と「難しすぎること」は、実は効率を下げてしまうことがあります。保護者の皆さま、お子さまが最高のパフォーマンスを発揮し、意欲的に学び続けるための秘訣、「85の法則」をご存知でしょうか?

    この法則には主に2つの柱があり、どちらも「適度な余力」と「挑戦的な難易度」が重要という共通の示唆を持っています。
    1. 努力の法則(85%ルール)
    意味: 全力の100%ではなく、85%の力で取り組むと、最も安定し、質の高いパフォーマンスが継続的に得られるという考え方です。
    学びへの応用: 小学生から中学生の受験勉強やスポーツなどで、常にフルスロットルで頑張りすぎると、心身の疲弊(燃え尽き)を招きかねません。
    適度な休息や趣味の時間を確保し、少しだけ余力を残すことで、集中力とモチベーションを長く保つことができます。これは、塾での長時間の学習においても非常に重要です。
    2. 学習の法則(85%ルール)
    意味: 学習や課題に取り組む際の**正答率が85%**になるような難易度が、最も効率よく知識を習得し、成長できるという考え方です。
    学びへの応用: 難しすぎず(正答率が低すぎる)、簡単すぎない(正答率が100%に近い)「少し難しい」課題に取り組むことが大切です。

    **正答率85%**ということは、15%は間違えるということです。この間違えた部分こそが、新たな知識を定着させるための「伸びしろ」となります。塾の教材やテストの難易度を検討する際の目安にもなります。
    例えば、小学生の算数や中学生の英語で、常に満点ばかり取れる問題集ではなく、少し考える時間が必要な問題に挑戦させることで、自ら考える力と粘り強さが育まれます。

    保護者の方へ:「学び」の環境づくり
    この法則が教えてくれるのは、**「努力も課題も、背伸びしすぎない、少し難しいレベルがベスト」**ということです。
    休息と余力を大切にする: お子さまが少し疲れているように見えたら、無理に頑張らせるより、85%の力で取り組めるよう、思い切って休ませることも大切です。
    「間違い」を前向きに捉える: 間違いは「ダメなこと」ではなく、「次に学ぶべきこと(15%)」と捉えましょう。間違いを恐れず挑戦できる環境を整えることが、お子さまの成長を加速させます。
    この「85の法則」をヒントに、お子さまが心身ともに健康で、最も効率的な「学び」を継続できる環境づくりを応援しています。

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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/12/14

    ★【DIGEST】先取り学習はほぼ無意味 / 小4で効力切れ / 本当に必要な教育とは
    「先取り学習」は、適切な方法で行わないと、小学生高学年で学力停滞を招くという研究結果が出ています。教育現場の視点からも、幼児期からの過度な座学や受験演習的な先取りは、小4前後で効果が切れ、小5中盤にはほぼ無意味になる傾向があります。この無駄はかなりのものです。

    これは、従来の先取りが「解法暗記」に偏り、中学受験以降やAI時代に求められる思考力・表現力とズレているためです。現代では、初見問題に対応する思考力、相手を理解し感動させる表現力が重視され始めています。

    本当に重要なのは、**「非認知能力」と「自己肯定感の維持」**です。

    非認知能力: 困難から回復するレジリエンスや、努力を継続できる力など、年を取るほど効いてくる土台を育む。

    自己肯定感: 遺伝的に不向きなことを無理強いせず、子どもの特性を見極め、自信を失わせない。これが中学生以降の不登校などを防ぐ鍵となります。

    先取りをするなら、小3からごく簡単なものを**「85%の法則」で進めるべきです。
    しかし、それ以上に、親子だけの時間と経験を大切にし、子どもの「身体の強さ」を育み、中学生以降の社会で病まずに生き抜くための「素直さ」「思考力」「思いやり」**を養うことが、最重要であると言えます。

    ★結論、現在やるべき土台となる学びをしっかりと深化すべきであると考えます。

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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/12/11

    塾の裏側!思わず二度見したお問い合わせと、笑える?勘違いエピソード
    「えっ、今ですか!?」と叫んでしまうような、スリル満点のお問い合わせが飛び込んできます。
    「あの…息子二人を見てほしいんですが…。中三と高三です」というパターン。
    「えぇ-!!? ロケットスタートすぎやしませんか?」ってなりますよね。受験まであと1年足らず。「あと数ヵ月で宇宙飛行士にしてください!」と言われているようなものです。(笑)。
    別の日には「高一と高二の兄弟です」ときました。
    原則、中1からじっくり育てるスタイル。「うーん、基礎の土台が固まっていないと、また中1まで逆戻り特急便に乗らないといけないかも…」と正直にお話ししたんです。
    謎の「小学1年生」からの刺客
    最近、思わず二度見したお問い合わせが。「小学1年生」の体験申し込みメールです。ホームページには、低中学年に塾は必要無いと太字で宣言してあるのに…。ご苦労様です!
    他塾さんのホームページに**「潜入捜査メール」**を送る暇があったら、自分のとこの生徒を一生懸命指導しなさいって!
    ※サクシードが考える「塾デビュー」のベストタイミング
    小学生の低・中学年は、自宅でやればいいじゃないですか!山ほどプリントを解いていたら、嫌でも賢くなりますよ。
    ★ ヒマな他塾の塾長が繰り出す、笑える宣伝文句を大検証!
    さて、そんな偵察に時間を費やすヒマな他塾の塾長たちが、どんなキラキラした宣伝をネットで展開しているのか、ちょっと見てみました。
    **「.........通い放題の塾です」 個別指導と名乗っていても、異学年が7人、10人と集まる教室。いくら通い詰めたところで、賢くなるはずがない。これは私の意見ではなく、貴重な時間と月謝の無駄だと生徒・保護者さんが言ってますよ!
    **「授業満足度95.5%」 立派!立派!優等生ばかりなんですね。じゃあ、そもそも塾通いの必要ないじゃないですか(笑)。
    **「『考える』を考える」 なんですか、これ。哲学ですか?精神錯乱しそう。何を考えるのか教えてくれないと、神経衰弱になりそうですよ。
    **「ほめて伸ばす指導」 粘って問題を解いた時など、ほめるネタがあれば褒めるのは大切です。でも、努力もしないアホを褒めたら、それは褒め殺しになりかねません。
    **「集合塾の良いところと家庭教師の良いところを合わせもったスタイル」 支離滅裂とはこのこと。どんなスタイルなのか、体験入学しようかしら。
    **「やる気スイッチ"を入れて苦手克服」 人間のどこに**「スイッチ」**があるんですか?ヘソかいな。あれば、みんな苦労しないんですよね。のび太くんは知っているのかな。
    **「塾は小中高一貫教育」 要するに、小学生から高校生まで、生徒を捕まえて離さないってだけでしょ。自分たちの生活を支えるための、飯のタネだからさ。
    **「卒塾生の4人に1人が医師として活躍しています」 それがどうしたの??賢い生徒が医学部に入れば、そりゃ医師になるでしょう。塾の使命は、本来入れないような生徒を入れるように育てることではないですか。
    結論:笑い飛ばして、本当に大切なこと
    過剰な宣伝や、聞こえの良い言葉に保護者様が煙に巻かれる必要はありません。
    塾の使命は、小学生が中学生になり、やがて自分で考える高校生へと成長する過程で、彼らが持っている無限の可能性を引き出し、苦手な部分に立ち向かう術を身につけさせることです。
    これからも生徒さん一人ひとりのために、地道ですが確かな指導を続けていきます。生徒が主役。このシンプルな事実こそが、何よりも大切なのです。

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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/12/10

    中学生・小学生必見!五感をフル活用した数学の効率的な暗記術
    脳の仕組みを知って効率アップ!暗記の最大のコツは「五感」にあり
    ★中学生の学習で避けて通れない「暗記」。特に算数や数学は覚えることが少ないと言われますが、その根幹となる**「定義」「定理」「公理」**をしっかり記憶しなければ、先に進むことはできません。
    人間の脳はもともと忘れるようにできています。そこで記憶力を高め、知識を定着させるには、**「五感を使い、複数の神経を刺激する」**というシンプルなコツが効果的です。
    単に目で教科書を追うだけの学習法では、使う感覚は視覚のみ。これに、聴覚や触覚などの他の感覚をプラスすることで、記憶への定着率を格段に高めることができます。
    ▼数学の暗記を加速させる五感フル活用法
    この勉強法は、時間と手間がかかりますが、その行為そのものが多くの神経を刺激します。
    ◎視覚: 書いた字句を見る、図形や数式を目で追う。
    情報をインプットし、形として記憶するために使います。
    ◎触覚: ノートに定義や定理を書く(手を動かす)。
    書く動作が脳を刺激し、身体的な記憶として定着します。
    ◎聴覚: 定義や定理を声に出して音読する。自分の声を聞く。
    視覚の情報に聴覚の情報が加わり、記憶が強化されます。
    例:「平行四辺形の定義」を覚えるとき
    ベッドでゴロゴロしながら教科書を眺める(視覚のみ)のではなく、以下の方法を試してみましょう。
    【音読+視覚】: 「向かい合う二組の辺がそれぞれ平行な四角形である」と声に出して読み上げる。
    【触覚+視覚】: それをノートに20回書き写す。
    このように**「書く(触覚)」、「発音する(聴覚)」、「書いた字を見る(視覚)」**を組み合わせることで、脳は「これは重要な情報だ」と認識し、記憶が定着しやすくなるのです。
    ▼数学で暗記すべき「3つのキホン」
    算数・数学は、基本さえ押さえれば、あとは組み合わせや応用で点数を稼ぎやすい教科です。そのためにも、ベースとなる用語をしっかりと暗記しましょう。
    1. 定義 意味: 「…は、◎である」とルールとして定めたこと。
    例: 平行四辺形の定義は「向かい合う二組の辺がそれぞれ平行な四角形である」と決められています。
    2. 定理 意味: 数学上で証明が必要なもの。定義から派生する性質です。
    例: 平行四辺形の性質として、以下の4つがあります。
    向かい合う二組の辺の長さは等しい。
    対角線は互いの中点で交わる。
    向かい合う二組の角は等しい。
    一組の向かい合う辺が平行で、かつ長さが等しい。
    3. 公理 意味: 「当たり前じゃん」と言うような、証明を必要としない根本的な基本原理。
    例:「1は自然数である。」
    「nが自然数ならばn+1も自然数である。」
    これらの定義と定理を五感をフル活用して20回書く20回音読するという一見地味な作業を繰り返すことが、中学生が数学を得意にするための近道です。
    さあ、今日から五感をフル活用して、小学生の頃から積み上げてきた数学の知識をさらに強固なものにしていきましょう!

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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2025/12/8

    続・特殊算の功罪:「お受験算数」を卒業し、真の数学力を身につける方法
    「パターン暗記」から「論理的思考」への脱却
    前回の記事では、中学受験の「特殊算」が、その後の中学生の学習において、方程式という汎用的な思考ツールを学ぶ機会を奪い、非効率なパターン暗記を定着させてしまう弊害について触れました。
    特殊なテクニックに頼り、小学生時代に時間を費やした結果、論理的な思考力が要求される本格的な「数学」を苦手とする中学生が少なくないのが現実です。保護者の皆様も、この学習の落とし穴にはご注意ください。
    では、「お受験算数」を卒業した生徒が、高校、大学と進む上で通用する真の数学力はどう身につければよいのでしょうか。
    数学は「ひらめき」ではなく「努力」と「指針」
    数学は一部の天才にしか解けない、「ひらめき」や「センス」が必要な科目だと思われがちです。しかし、数学を克服した東大生が語る勉強法は、この思い込みを覆します。
    彼らは、数学を**「脱出ゲーム」のように捉え直し、感情的な苦手意識を解消しました。そして、最も重要なのは、問題の「答え」ではなく、「指針(方針)」、すなわち「その問題にどうアプローチするか」**という解き方の構造を徹底的に学ぶことです。
    解法のパターン化: 問題は無限にありますが、その問題に適用できる解法のパターン(武器や手札)は有限です。これらを参考書などから体系的に学び、頭の中でファイル化してストックすることが、数学を努力で攻略するための王道です。
    思考の逆算: 問題が解けなかった時、単に解答を覚えるのではなく、**「どういう思考をしていれば、この解答の最初のステップに辿り着けたのか」**と、自分の思考プロセスをさかのぼって検証します。この「気づきのポイント」を言語化する作業こそ、応用力につながる本質的な学びです。
    土台を積み上げ、挫折感をなくす
    私たちサクシードでは、塾として普通の能力の小学生や中学生にこそ、この**「考えるプロセスを重視する学習」**が最善だと考えます。
    特殊算という特定のテクニックをジャンプして身につけようとするのは、手の届かない柿の実を無理に採ろうとして挫折感を抱くのと同じです。それよりも、論理という固い土台を足元に積み上げながら、楽に柿の実(正解)をとれるようにすること、つまり、汎用性の高い方程式の思考を身につけることが何よりも重要です。

    中学受験という枠を超え、高校、大学、そしてその先の人生で使える論理的な思考力こそ、子供たちの未来を支える揺るがない力となるでしょう。

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